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好き嫌いにかかわらずこの先絶対にくる電気自動車時代! 意外と知らない「充電」に関する基礎知識 (1/2ページ)

好き嫌いにかかわらずこの先絶対にくる電気自動車時代! 意外と知らない「充電」に関する基礎知識

この記事をまとめると

■EVの給電には専用の設備が必要だ

■支払いもカードのみとなっており現金は使えない

■バッテリーのコンディションや外気温によって数値どおり使えない場合がある

EVの充電方法をいま一度おさらい!

 EV(電気自動車)には興味があるけれど、初めての人は心配ごともいろいろとあるかと思います。とくに、給油するのと違ってなんだか充電ってよくわからない、と躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか?

「どこですればいいの?」「時間はどのくらいかかるの?」「費用はどれくらい?」などなど、いろんな疑問があると思います。今回は、いまさら聞けないけど初心者が知っておきたい、充電の基礎知識と最新情報をお伝えしたいと思います。

 まず最初に知っておきたいことは、EVやPHEVの充電には、「普通充電」と「急速充電」の2種類の充電器があるということです。その大きな違いは電気の出力。出力が大きいほど、充電スピードが速くなるのですが、出力が大きい充電器は設置にお金がかかることや、受け入れるEV側にも相応の装備が必要なこと、バッテリーを劣化させてしまう可能性が高くなることなど、それぞれにメリット・デメリットがあるので、時と場合によって最適な充電器を使うことが大切になってきます。

 現時点で、日本においてもっとも普及している充電器を目安にすると、「普通充電器」の出力は、3〜6kW程度。最新のものでは9kWと高い出力のものも出てきています。対して「急速充電器」の出力は、日本ではCHAdeMO(チャデモ)という仕様が使われており、20〜150kW程度があります。初期の頃に設置された6〜7割の充電器がまだ20〜30kWの低い出力のものですが、高速道路のSAなどを中心に最新の充電器への置き換えが進んでおり、60〜90kW程度のものが増えてきています。

 1基の充電器に充電コードが2〜4口程度ついており、一度に複数台のEVが利用できる充電器も登場しています。自動車メーカーの店舗などでは、一部で150kWの高出力となる急速充電器の設置も始まっています。

 また、アメリカのEV専用メーカーであるテスラは、自車専用の「スーパーチャージャー」と呼ばれる充電器の設置を進めていて、それは250kW程度の超高出力。充電時間が大幅に短くなるため、航続距離の長い大容量バッテリーが搭載できるのです。

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