この記事をまとめると
■株式会社ブレイズが新型の電動キックボードを発表
■新しい道路交通法の「特定小型原動機付自転車」に対応したモデル
■小型EVを活用して「ラストワンマイル問題」の解決を目指す
公道走行可能な「特定小型原動機付自転車」の電動キックボード
まるでクラシックカーのような出で立ちのEVクラシックやジープのようなたたずまいのネクストクルーザーEVなど、数々のEVモビリティを手がけている「BLAZE」。
そんなブレイズが、2023年7月5日(水)、新型の電動キックボード「BLAZE KICKBOARD EV」2モデルおよび市場導入戦略について発表会を開催した。
今回発表された「BLAZE KICKBOARD EV」は、2023年7月1日の道路交通法改正にて新設された「特定小型原動機付自転車」の規格に対応しており、自賠責保険の加入や、ナンバープレートの取得などの一定条件を満たせば、16歳から免許なしで公道走行が可能となるもの。
同製品は、総重量約19.5kgの軽量設計な「Lite」に加え、サドルや前後のサスペンションなどを装備してより快適な移動を実現した「Basic」の2モデルをラインアップし、用途に応じた選択が可能となっている。なかでも税込価格で10万円を切る「Lite」は、若年層でも手に届きやすい価格設定といえるだろう。
また、同社は市場導入戦略の一環としてAR(拡張現実)を活用した商品紹介アプリケーション「BLAZE AR CATALOGUE」も開発。スマートフォンなどでカタログ写真やQRコードを読み取ることで商品の立体映像を現実空間に表示し、実車を用意することなく購入後の保管場所やサイズ感の確認を可能とした。このアプリケーションはキックボードEVの販売に合わせて導入を開始する予定としている。
今回の発表の中で、ブレイズ代表取締役社長の市川秀幸氏は今後の事業戦略に関して「特定小型原動機付自転車の領域においてもラインアップで商品を提供し、メーカーとして責任を持って社会的課題の解決に取り組みたい」と述べた。
今回発表された「BLAZE KICKBOARD EV」Liteの価格は9万8780円、「BLAZE KICKBOARD EV」Basicの価格は16万4780円。
今後、キックボードEVがラストワンマイル問題のソリューションとなることに期待したい。