この記事をまとめると
■DSオートモビルが「DS COLLECTIONモデル」の設定を発表
■今後は年に1度、全モデル共通のテーマで展開する特別なモデルとして展開される
■2023年のテーマは「エスプリ・ド・ヴォヤージュ」とし、第一弾をDS 4とDS 7に設定
ファッション業界のコレクションに着想を得た限定モデル
世界の流行の発進地であり時代の最先端トレンドで常に世界をリードする街、フランス・パリ。そんなパリで生まれたDSオートモビルは、そのディテールにサヴォア・フェール(匠の技)を宿した唯一無二のブランドとして、クルマ業界でもその存在感を示している。
そんなDSオートモビルが、特別なモデルとして「DS COLLECTIONモデル」を設定することを発表した。DS COLLECTIONモデルは、フランスのファッションブランドが新作を発表するコレクションから着想を得ており、DSの商品にオートクチュール(高級仕立て服)の息吹を吹き込んでサヴォア・フェール(匠の技)をより一層きわだたせる新シリーズだ。今後は年に1度、全モデル共通のテーマで展開する特別なモデルとして、独自のアプローチでDSブランドの世界観を表現するという。
そして、2023年のDS COLLECTIONモデルのテーマを「エスプリ・ド・ヴォヤージュ(=感性豊かな旅の精神)」とし、その第一弾、「DS 4エスプリ・ド・ボヤージュ」と「DS 7 エスプリ・ド・ボヤージュ」を発表した。
両モデルには、パリから広がる旅路をイメージしたグラフィックがダッシュボードおよびフロントドアのステップガードにエンボス加工で表現され、インテリアに華を添える。また、専用フロアマットを設置することで、全体的な質感が高められているだけでなく、エクステリアにはレザーエッチング加工を施したエスプリ・ド・ボヤージュの意匠をまとう特別加飾のドアミラーハウジングを装備してエレガンスを演出。ボディカラーはクリスタルパールを採用した。
上記装備に加え、DS 4エスプリ・ド・ボヤージュには、インテリアに明るいペブルブルーのレザーシートとグラナイトグレーのナッパレザーをまとったダッシュボード&ドアトリムを組み合わせた、専用ツートーンインテリアとスライディングガラスルーフを設定。より明るくて上質な空間を作り上げた。
エクステリアにはフロントフェイスを精悍なイメージに引き立てるシャイニーブラックのDSデザインウイング、シャイニーブラックのサイドウインドウモール、ダイヤモンドカット加工とアンスラサイトグレーのマット色で独特のコントラストを生み出した19インチアロイホイール「カンヌ」を特別装備。コンセプトに違わぬ雰囲気をまとう。
一方、DS 7エスプリ・ド・ボヤージュには、専用のパールグレーのレザーシート&ダッシュボード&ドアトリムにブラックを組み合わせたツートーンインテリア、専用ツインスポーク19インチアロイホイール「ボーヌ」、エスプリ・ド・ボヤージュのバッジが設定される。こちらもその存在感では引けを取らない。
さらに、DS 7では環境性能向上への取り組みとして、排出ガス発散防止およびソフトウェア改良を図るとともに、駆動用バッテリー容量を14.2kWhへと増強。燃料消費率を15.8km/Lへと向上させてEV走行レンジ77kmを実現しているのも見逃せない。
それぞれの価格は、DS 4エスプリ・ド・ボヤージュ・ピュアテック(1.2リッターガソリン)が50台限定で542万9000円、DS 4エスプリ・ド・ボヤージュBlueHDi(1.5リッターディーゼル)が50台限定で563万5000円、DS 4エスプリ・ド・ボヤージュE-TENSE(1.5リッターガソリン+モーター)が40台限定で669万6000円、DS 7エスプリ・ド・ボヤージュE-TENSE(1.5リッターガソリン+モーター)が40台限定で796万円。
2023年のテーマである「エスプリ・ド・ボヤージュ」は、その他のモデルへの展開も予定しており、それぞれのモデルが、テーマに沿った仕立てで乗り手を心に響く旅へと誘う。第二弾にも期待したい。