メルセデス・ベンツEクラスとクライスラー300Cは親戚関係?
マツダ・デミオ(2代目)/フォード・フィエスタ(3代目)
爆発的ヒットでマツダの窮地を救った初代デミオ。その2代目モデルは、初代のイメージを踏襲したトールワゴンスタイルとしながらも、プラットフォームを17年ぶりに一新したものが使用されていた。
このプラットフォームは、当時マツダがフォード傘下であったこともあり、フォードとの共同開発で生まれたもので、フォードブランドではコンパクトカーのフィエスタが同じプラットフォームを使用していたのである。
※写真はフォード・フィエスタST(3代目)
フォード主導で作られたと言われるこのプラットフォームは、欧州フォードのモデルにも共通したコンパクトカーらしからぬドッシリ感があるとも評されており、この代のデミオにこだわって乗り続けるユーザーもいるほどなのだ。
クライスラー300C/メルセデス・ベンツEクラス&Sクラス
最後は兄弟車かと言われると微妙ながら、じつは共有する部品を使用していたという点で、クライスラー300CとメルセデスベンツEクラス&Sクラスをご紹介しよう。
日本でもその悪そうな雰囲気と、この車格の輸入車としては比較的安価なプライスも相まってスマッシュヒットを記録した300C。この車両に使用されているプラットフォームには、W220型Sクラスのフロントサスペンションのコントロールアームや、W210型Eクラスの5リンクリヤサスペンション、5速AT、リヤデファレンシャル、横滑り防止装置などが使用されていたのである。
ちなみにクライスラーからはクロスファイアというSLKクラスをベースとしたクーペ&ロードスターもリリースされており、こちらはドイツで生産されていたアメ車となっていた。