この記事をまとめると
■プラットフォームを共有した兄弟車が存在するモデルがある
■ブランド内だけでなくメーカーの垣根を越えた兄弟車も存在
■大々的なアナウンスはないがじつは兄弟車なモデルを紹介する
ライバルはまさかの兄弟?
先日、新型が発表されたばかりのトヨタのフラッグシップミニバンであるアルファード/ヴェルファイア。この両車、新型ではさらなるキャラクターの差別化が図られたものの、兄弟車であることは広く知られていることだろう。
アルヴェルのように内外装やエンジンなどに違いを与えて差別化を図っている兄弟車もあれば、メーカーを超えて供給されるOEM車などはエンブレム程度の違いしかないなど、ひとくちに兄弟車といっても違いはあるが、今回はとくに謳ってはいないものの、じつは共有するプラットフォームを持つ隠れ兄弟車をピックアップしてみたい。
日産エクストレイル/三菱アウトランダーPHEV
現在販売中のSUVモデルであるエクストレイルとアウトランダーPHEV。どちらもモーターを備える電動車であることは共通ながら、エクストレイルはe-POWERやe-4ORCEを、アウトランダーPHEVは車名のとおりPHEVシステムを搭載するなど、まったく異なるパワートレインを搭載している。
しかし、両車が使用するプラットフォームは、どちらもルノー・日産・三菱アライアンスによって開発されたCMF C/Dを採用しており、じつは隠れた兄弟車関係となっているのだ。
とはいえ、プラットフォームは共有ながら、車両の開発などはそれぞれの会社が独自に行っているため、クルマとしてのキャラクターが異なるのは当然で、共有化でコストを抑えながらも各メーカーらしいクルマづくりができるようになっている。