バービー氏はまさかの超絶セレブだった! ロールス・ロイスからF1マシンまで「愛車遍歴」がヤバすぎる!! (2/2ページ)

実写化の前にコラボでとっくに実車化されていたバービーの愛車

 1980年代には、フォルクスワーゲン・ゴルフカブリオレにはじまり、アメリカでのミニバンの元祖とも言われているダッジ・キャラバンを先取り。かと思えば1985年にはピンクのロールス・ロイスでどどーんと登場! 桁違いのセレブぶりを見せつけてくれます。

 でもその一方では、308とおぼしきフェラーリを赤と白、色違いでお買い上げ。ここからスーパーカーの愛車遍歴がはじまります。1991年にポルシェ911カレラ4カブリオレ、2000年頃にフェラーリF355GTSと360モデナも購入しているようです。極め付けは、フェラーリのF1フォーミュラマシンにまで手を出しているではないですか! これはオリンパスのロゴがあるところを見ると、ミハエル・シューマッハがドライブしていた2003〜2004年頃、「スクーデリア・フェラーリ・マルボロ」のマシンだと思われます。テストカーか何かを譲ってもらったのか……。バービーの恐るべし人脈がうかがえますね。

※写真はイメージ

 さらに以前からジープにも興味を持っていたようで、何度か所有してきてついに、1999年にはジープ・ラングラーをゲット。SUVブームも先取りしていたんですね。近年でもSUVは所有しているバービーですが、車名などは特定できないオリジナルデザインになっています。そもそも、「バービー・エクストラ」というオリジナルデザインのクルマも複数出しているバービーなのでした。

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 2000年代に入ると、ニュービートルが登場。これはキーまでビートルのカタチになっており、ドリンクホルダー用のドリンクや、実車同様にインパネに一輪挿しもちゃんとついているのがリアル。カラーもたくさんあって、赤、黄色、ピンク、シルバーが確認できました。確かに、お金持ちなら色違いで車庫に揃えておきたくなっちゃう可愛さかも。

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 その後、アメリカンマッスルカーとしてコルベットと並ぶ人気者のマスタングコンバーチブルも愛車に加わり、2002年頃にはフォルクスワーゲンのマイクロバス、フィアット500カブリオレと続きます。500(チンクェチェント)のときには、実際に日本でもバービーとコラボしたピンク色の限定車が発売されたほどでした。

 ちょっと寂しいのが日本車が少ないということなのですが、2005年頃には日産フェアレディZコンバーチブルでようやく日本車デビューしてくれたバービー。やはりZはアメリカでの人気が高いからでしょうか。

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 ほかにもジャガーXJSや、ボルボV70、フォード・エスケープとバラエティ豊かな愛車遍歴ですが、じつはバービーったら、オートサロンもびっくりのカスタム好きでもあるみたいなんです。それが「モンスターベット」なる愛車で、なんとコルベットの車高をめっちゃ上げて、ごっつい大径タイヤを履かせたモンスタートラックに改造。どんなところを走るのやら……。さらに、普通のSUVかと思いきや、屋根が開いて滑り台が飛び出し、遊べるリビングルームに大変身するという、夢のようなカスタムもなさっているバービーでした。

 ちなみに、バービーの幼なじみという設定のケンというイケメンがいるのですが、ケンの愛車は2002年ころのまだニューMINIと呼ばれていた、初代ミニクーパーSコンバーチブル。

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 バービーと比べると、妙に奥ゆかしく感じてしまいますね。ということで、今後もバービーがどんな愛車を乗り継いでいくのか、楽しみです。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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