この記事をまとめると
■ルノー・ルーテシアに「E-TECHエンジニアード」が追加された
■ブラックアウトしたパーツとウォームチタニウムカラーのパーツで精悍さとエレガンスを表現
■インテリアもウォームチタニウムカラーをアクセントとしたスポーティで上質な空間を演出
「R.S.ライン」がなくなってもルノーには「エンジニアード」がある
マイルドハイブリッドが主流となっている輸入車のなかにあって、現在のところ輸入車唯一のストロングハイブリッドシステムとなっているルノーの「E-TECHフルハイブリッド」。ルノーでは同システムを搭載するモデルとしてルーテシア、キャプチャー、アルカナの3モデルをラインアップしているが、なかでもルーテシアは、WLTCモードで25.2km/Lという輸入車ナンバーワンの低燃費性能を誇っている。
そんなルノー・ルーテシアのE-TECHフルハイブリッドシリーズに、フラッグシップとなる「エンジニアード」が追加された。
エクステリアの特徴は、ブリリアントブラックのエンブレムとフロントグリルガーニッシュ、さらにはフロントバンパーのアンダーグリル脇に設置されるウォームチタニウムカラーのF1ブレードなどの採用だ。通常グレードでは輝きを放つパーツがブラックアウトされたことで、ボディとの一体感を強調するとともに精悍さを演出。ウォームチタニウムカラーのF1ブレードがより際立つこととなり、エレガンスを感じさせる。
リヤでも、エンブレムがブラックアウトされるとともに、リヤバンパーフィニッシャーがウォームチタニウムカラーとなっていることで、フロント同様のスポーティ&エレガントなイメージを手に入れている。
そのほか、サイドプロテクションモールフィニッシャーやサイドアクセント、17インチアロイホイールなども、アクセントとしてウォームチタニウムカラーが使用された専用アイテムとなっている。
インテリアでも、インサートやステッチなどに効果的にウォームチタニウムカラーが使用され、カーボン調ダッシュボードやドアパネル、アルミペダルなどとの相乗効果により、モダンでスポーティな空間を作り上げた。
搭載されるパワートレインは、これまでと同様のスペックを誇るE-TECHフルハイブリッドシステムで、メインモーターとHSGのふたつのモーターと1.6リッター直4エンジンを電子制御ドッグクラッチマルチモードATでつなぐ。ダイレクトでスムーズな加速と低燃費性能は、E-TECHフルハイブリッドシステムの特徴であり最大の魅力だ。
そのほか、ルノー・ルーテシアE-TECHエンジニアードは、多くの先進運転支援装備や360°カメラ、BOSEサウンドシステム/9スピーカーなどを標準装備して、価格は379万円。ボディカラーはグリ シスト・メタリック(グレー)とノワールエトワール・メタリック(ブラック)の2色展開。
「エンジニアード」は、ルノー・スポールがアルピーヌに統合されてしまったのを受けてラインアップから消えることになってしまった「R.S.ライン」に代わるグレードといえるもの。「R.S.ライン」同様のスポーティさを継承しつつも、そこにさらにエレガンスをプラスしたモデルとして、今後もルーテシアの人気グレードとなりそうだ。