この記事をまとめると
■信号機の横には警察のマークがついた箱が設置されていることが多い
■この箱は信号機の制御盤となっており、場合によっては手動で信号を操作することもできる
■信号の設置を求める意見や点灯時間の改善を要望できる「信号機ボックス」なるものもある
信号機の横にある箱って何が入ってる?
交差点や横断歩道に付いている信号を知らない人はいないハズ。ただし、発光部分に加えて、よく見ると柱には警察のマークが付いたボックスが付いている(一部ないものある)。サイズはそこそこの大きさなので、こちらも見覚えがある人も多いだろう。
これは信号機の制御盤で、中にはスイッチがあって手動で切り替えが可能。通常は交通量の変化を感知器でモニターしたり、センターから遠隔制御している場合もあるが、VIPの通過で通過方向を青にしたり、マラソン大会などでは信号の色を固定する必要があったりするので、手動機能は必要となる。またエラーを起こした場合の復帰ボタンや点滅信号への切り替えスイッチも入っている。
警察のマークが付いている理由は、信号機は各都道府県警察の管轄だからで、実際に警察官が制御盤を操作しているのはこのため。また、箱を開けるカギは紛失のリスクや混乱などを考えて同じものが使用されている。
そして信号にはもう1つボックスがあって、それが各都道府県警察が設置している信号機ボックスだ。一見すると今回取り上げた信号機に付いている制御盤のことかと思ってしまうが、別名「信号意見箱」。つまり「信号が見えにくい」とか、「制御がおかしい」、「新しく設置して欲しい」などのリクエストが出せるもので、郵送だけでなく、メールでも出せるので気になったことがあったら出してみるのもいいだろう。
ただし、返事はなくて、”貴重なご意見”として交通警察行政に活かすとだけあるので、聞いてくれたかどうかはわからないのは残念ではある。