この記事をまとめると
■登録より13年を経過したクルマは自動車税が割増となる
■急激に上がるわけではないが、このタイミングで乗り換えを検討するユーザーも多い
■今回は自動車税が割増になったとしても乗り続けるべきクルマをピックアップする
高い税金を払ってでも乗りたい珠玉のマシンたち
古いクルマを愛用している人にとって、ボディブローのようにジワジワと聞いてくるグリーン化税制による重課。そのため、自動車税の支払い時期である4月から5月あたりになると、買い替えが頭をよぎる人も少なくないだろう。
しかし、いま手放してしまうと二度と同じようなクルマが出てこないようなモデルについては、歯を食いしばってでも乗り続ける価値があるとも言える。今回はそんな増税に負けずに乗り続けて欲しいクルマを独断と偏見でピックアップしたい。
マツダRX-8
現時点では最後のロータリーエンジンを動力として走行するモデルとなっているRX-8。マツダではロータリーエンジンを発電機として使用するモデルを発表しているが、駆動用エンジンとしてロータリーが復活するにはまだまだハードルが高いと言えそうだ。
となると、RX-8の価値は今後さらに見直されていく可能性は高く、ロータリーエンジンにほれ込んでいるのであれば、なんとしても維持してもらいたい1台である。
ダイハツ・コペン(初代)
軽自動車でありながら電動式ハードトップを備える唯一無二の個性を持つコペン。現在は2代目となる現行型が販売中で、20周年のタイミングで開催されたイベントでは、今後も可能な限りコペンを続けていくというメーカーのアナウンスがあったことも記憶に新しい。
そのため、増税対象となったら新型に乗り換えてしまってもいいような気もするが、初代コペンには2代目にない魅力がある。それが4気筒ターボエンジンを搭載しているということだ。
ダイハツでは軽自動車用エンジンはすべて3気筒に統一すると宣言しており、コストのかかる4気筒エンジンを搭載するコペンは初代モデルが最初で最後になる可能性が高く、静粛性や回転フィールで3気筒に勝るこのエンジンは貴重になりそうなのだ。