カローラマニアが現行セダンの改良前から改良後へと買い替え! 感動すら感じた「異次元」の進化っぷりとは? (2/2ページ)

信じられないほどの進化に感涙

 郡山JCT(ジャンクション)から磐越自動車道に入り会津若松をめざす。会津若松ICをおりて国道121号に入るとほどなく山道となった。山道でもとくに非力感も感じることなくスイスイと山を上っていってくれた。

 山形自動車道に入り蔵王方面をめざしていると、道路は山の間を抜けるようにクネクネしていたのだが、レーントレーシングアシストにより、クルマが勝手に道路のカーブにトレースするようにステアリング操作をアシストしてくれ、レーダークルーズコントロールと併用したときに、”なんちゃって自動運転”のような様子になると、歴代カローラを30年乗り継いでいる筆者は、乗り換える前の改良前モデルのころから、「カローラも立派になったなあ」と、カローラ愛がますます深まっていく瞬間を感じていた。

 改良により、ガソリン車はリヤサスペンションがダブルウイッシュボーンからトーションビームへと変更されており、絶対的な走行性能ではレベルダウンしている印象は否めないものの、今回走ったコースは目立って路面が荒れていたり、高速道路では高架などで継ぎ目が多いということもなかったので、大きく気になることはなかったのは幸いというところといえるだろう。

 納車直後の400㎞ぐらいの走行では、燃費計で約19㎞/Lとなっていた。今回も燃費を計測してみると、ドライブ開始時にリセットした燃費計では22.9㎞/L、満タン法(走行距離÷給油量)では、約20.6㎞/Lとなったので、カタログ数値(WLTCモード)19.4㎞/Lを超える結果となった。高速道路メインということが大きく影響したようだ。

 過去にも1.5リッターエンジンを搭載するカローラセダンにはよく乗っていたのだが、そのパフォーマンスは進んで遠乗りしようと思えるものではなかった。ただ、カローラシリーズのユーザー年齢がアップしていることもあるのか、以前に比べシートも格段に良いものとなり、さらには現行モデルでは3ナンバーワイドボディとなり安定感も増したこともあり、遠乗りしても目立って疲れるということもなく楽しく運転することができるようになった。

 現行モデルではまさに異次元レベルでカローラは進化したと感じている。そしていまでは、「次はどこへ行こうかな」と、遠乗りをするのが待ち遠しくなるクルマになっていた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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