愛車へのさまざまな想いが語られたインタビュー
ここからは参加者にインタビューを行ったのでそれを紹介しよう。
まず、C8型コルベットで来場された初参加の高橋さん。出身は中国で、18歳のときに来日して10年が経ったそう。
これまでシボレーには興味がなかったというが、ミッドシップになったC8型コルベットに一目惚れして衝動買い。納車されて2週間(取材当時)とのことで、「シボレー・ファンデイ 2023」は慣らし運転を兼ねての参加。ちなみにコルベット以外にも、ポルシェ・パナメーラ、ロータス・エキシージS、トヨタ・マークXを所有しており、コルベットに乗る時間は多くないものの、乗っているときは夢のような時間を味わえるとのことだった。
C8型コルベットは日常使いもできてサーキット走行も楽しめる、1台で2度美味しいコストパフォーマンスの高さが気に入っているそう。すでにカスタマイズプランも考えていて、フロントリップやホイールを注文中。ブレーキキャリパーの塗装など、これからのモディファイに期待を膨らませていた。
続いては、C4型コルベットZR-1で来場していたY.Oさん。これまで十数台のコルベットを乗り継いできたという根っからのコルベットマニアで、現在はC1型コルベットと、ビッグブロックの427エンジンを搭載したアイアンバンパーのC3型コルベットの3台持ちというコルベット愛に溢れたオーナーさんだ。
C4型ZR-1のお気に入りはツインカムのエンジンとのことで、気持ちのいい吹け上がりに惚れ込んでいるそうだ。コルベットの話をしているときには本当に楽しそうな笑顔を見せてくれたY.Oさんは、今後も3台のコルベットとともに楽しいカーライフを送ることだろう。
三重県からブラックのカマロSSで参加のrainさんは、来場者のなかでは珍しい女性オーナー。もともとアメリカ車が好きで、なかでもカマロのワルそうな顔つきに惹かれたそうだ。
以前は直4エンジン搭載モデル「LT RS」を所有していたそうだが、ブラックのカマロを探していたところ、2023年モデル国内最後の個体が見つかったため購入を即決。V8エンジン搭載の「SS」へ乗り替えたそう。まだ納車して半年(取材当時)も経っていないというが、ブラックホイールや社外品のサイドスカートを装着するカスタムプランを考えているなど、rainさんとカマロの付き合いは長くなりそうだ。
最後に、同じくカマロで来場していた小松さんご家族。カマロに乗ることを老後の楽しみにしていた旦那さんだったが、奥さまの「乗れるうちに乗ろうよ」のひとことでカマロの購入を決意し、ほどなくいまの個体を手に入れたそうだ。
カマロは街なかで見かける機会が少ないゆえの優越感と、同じクルマに乗っている人と出会ったときの仲間意識がたまらないと語ってくれた。残念ながら買い替えを検討しているそうで、今回のイベント参加は、カマロでの家族旅行として企画。将来、子どもが大きくなったときに、カッコいいクルマに乗っていたという記憶を残してあげたかったというお子さん想いな言葉も聞けた。
参加者が思い思いのスタンスでイベントを心の底から楽しんでいたのが印象的だった「シボレー・ファンデイ 2023」。その最後を飾るのはお馴染みのプログラム、参加車両によるパレードラン。
シボレーの長い行列の最後尾の車両がコースアウトするとともに「シボレー・ファンデイ 2023」の幕は閉じた。
「シボレー・ファンデイ 2023」はシボレーに対しての愛を感じられる内容に溢れていた。シボレー好きなら1度は参加して後悔のないイベントであることは間違いない。2024年の開催がいまから楽しみだ。