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アルファード&ヴェルファイアには「常識」が通用しなかった! 新型登場で「安くなる」どころか先代の中古価格が「上昇」の兆し!!

アルファード&ヴェルファイアには「常識」が通用しなかった! 新型登場で「安くなる」どころか先代の中古価格が「上昇」の兆し!!

この記事をまとめると

アルファードとヴェルファイアは新型が登場しても従来型の中古車価格が下がるとは限らない

■新車が人気すぎて納期が長くなると中古車に注目が集まり中古車価格は高まる

■また、従来型を高値で下取りすることになりその分だけ中古車価格も値上げされる

新型が登場しても中古車価格が下がらない従来型アルファード

 一般的にフルモデルチェンジを行って新型車が登場すると、従来型の中古車は価格を下げる。それまで現行型だった中古車も先代型に変わって新鮮味が薄れ、なおかつ新型車の販売と併せて下取りされた従来型も入荷するから、中古車の流通台数が増える。そうなると中古車の需要に対して供給量が増加するから、中古車価格が安くなる。フルモデルチェンジは、さまざまな理由で、中古車価格を下げる役割を果たす。

 しかし、新車販売店に尋ねると「アルファードとヴェルファイアの場合、新型車が登場しても、従来型の中古車価格が下がるとは限らない」という。その理由について以下のように返答された。

「新型のアルファードとヴェルファイアについては、以前から販売店に、フルモデルチェンジをしたらスグに買いたいと申し込んでいたユーザーが多い。そのために、発売時点でメーカーには大量の注文が入り、納期は瞬く間に1年以上に遅延した。受注台数の多い販売会社には、早くも受注を停止させたケースもある。このように新車を購入しにくくなると、中古車に関心が向いて、購入を希望するユーザーも増える。この影響で、アルファードとヴェルファイアの中古車価格は、むしろ高まる場合もある」

 とくにアルファードは、以前から中古車市場で人気が高く、中古車価格も高騰していた。そのために数年使ったアルファードも高値で売却されており、新車販売店からは以下のような話も聞かれた。

「買取店は、グレードやボディカラーによっては、ビックリするような金額で買い取ることがある。そうなるとお客様は、条件の良い買取店などに売却され、ウチ(新車販売店)は下取り車を逃してしまう。そこで従来型のアルファード&ヴェルファイアを新型の販売と併せて下取りするときは、買取額を特別に上乗せすることも考えている」。

 仮に従来型アルファード&ヴェルファイアを高値で下取りすると、その分だけ中古車価格も値上げされる。アルファード&ヴェルファイアはもともと人気が高く、そこに新型の納期遅延や販売中止が加わったことで、ますます中古車価格が高まりそうだ。

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