ラリーとスピードスケートには共通する部分も
「モータースポーツはスピードスケートと同様にタイムを争う競技ですし、荷重移動させてコーナリングをするところは似ていると思います。スケートも重心位置を気にしながらコーナーリングしているので競技特性は似ていると思います」と分析する清水選手は、ラリー競技の魅力について、「いろんな地域の公道を使用するラリーはクルマで楽しめるスポーツだと感じますね。クルマを楽しむという意味ではラリーのほうがレースよりも長く楽しめると思います。もちろん、知らない道をレッキして、ペースノートに合わせて走りを再現していないといけないので難しいけれど、そこもラリーの魅力だと思います」と語る。
清水選手は全日本ラリー選手権の最終戦として10月13日〜15日に岐阜県高山市で開催される「ラリーハイランドマスターズ」のほか、WRC第13戦として11月17日〜19日に愛知県/岐阜県で開催される「ラリー・ジャパン」にも参戦する予定だ。
「まだWRCの距離やスケジュール感、走らせ方やセッティングの進め方を含めてわからないことばかりですが、先入観をもつことなく構えずにチャレンジしたいと思います」と語っているだけに、金メダリストの新天地での活躍に期待したい。
なお、最高峰のJN1クラスではシュコダ・ファビアR5を駆るヘイッキ・コバライネン選手が圧倒的な強さを披露し、4連勝を達成。同じくファビアR5の福永修が2位入賞を果たし、FFモデルのプジョー208ラリー4を駆る新井大輝が3位で今季2度目の表彰台を獲得した。