かつてタクシーの信号待ちは「N+サイドブレーキ」が主流も事故多発! いまどきの「便利装備」は安全面でも役だっていた (2/2ページ)

最近のクルマは「こんな装備が欲しかった!」みたいなものばかり

 そして、現行型の改良前モデルになった時にサイドブレーキがレバーではなく電子制御式となった。こうなると、Nレンジにしてパーキングブレーキを作動させるのが面倒になり、信号待ちでそのような操作をやめるようになった。

 そして、今年2月に改良後のカローラセダンに乗り換えるときに、珍しく馴染みのセールスマンが納車時に細かく装備の説明をしてくれた(長い付き合いなので省略していた)。

 そのときシフトレバー近くにある、電子制御パーキングブレーキ操作スイッチ横の“HOLD”と書かれたスイッチを指さし、「下取り車にもあったけど、たぶん使っていなかったでしょう」とセールスマンが言ってきた。

 筆者は必要なければ取扱説明書にもまず目を通さないので、「うん。これって何?」と聞くと、「一般道路を走る時にこれは作動させるのですが、スイッチを入れておき信号待ちや渋滞で停車するときにブレーキを踏むと、その時点でブレーキをかけたことがホールドされるので、足を離しても停車を続けるのです。ブレーキランプは点灯を続けますし、再発進時はアクセルを踏むだけで走り出しますよ」と説明してくれた。それ以降ホールドモードを使うようになったのだが、これが便利で大変満足している。

 年々クルマは多機能化が進んでいくので、ただでさえ若干デジタル音痴気味の筆者としては、装備すべてを有効活用できないまま手放すことも多い。以前は下取りに出すときに後席シートバックが倒れてトランクとつながるトランクスルー機能があることに初めて気が付いたこともある。

 そんなことは多々あるものの、これからも焦らずに気が付いた装備から有効活用していきたいと考えている。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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2019年式トヨタ・カローラ セダン S
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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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