5000馬力・3000馬力・2000馬力の3バージョンを製作予定
ミッドに搭載されたV型16気筒エンジンは、デヴェル・モータースによればシングルブロックを持つもので、かつてチゼタがランボルギーニのV型8気筒エンジンを2基使用してV型16気筒を実現したのとは事情が異なる。そしてこのV16エンジンはミッドに縦置きされ、4速ATと組み合わされた後、5007馬力の最高出力、そして3757Nmの最大トルクを4輪に伝達する。
この5007馬力仕様のシックスティーンはトラック専用の仕様となるが、ロードモデルを希望するカスタマーのためには、同じV16エンジンで3048馬力としたもの、また1500馬力から2000馬力にパワーを調節したV8エンジンを搭載したモデルのデリバリーも行う予定だという。
デヴェル・モータースによれば、トラック専用の5007馬力仕様は、0-100km/h加速を1.6秒で、そして最高速は驚異の586km/hを達成する実力を持つという。2022年10月の段階で、彼らは1台の5007馬力仕様と、もう1台のV8仕様を完成させているが、残念ながらそのパフォーマンスはオフィシャルな舞台ではまだ確認されていない。
先日は日本でも華々しく発表会が催されたデヴェル・シックスティーン。そのプライスはかつて170万ドル(約2億4000万円)と発表されたことがあるが、世界最速のハイパーカーを所有できるのならば、この程度は惜しくないというカスタマーも、きっと多いのではないだろうか。