日本各地を襲う異常気象に自然災害! クルマを運転中に「豪雨」「降ひょう」「雷」「地震」が起きたらどうする? (2/2ページ)

ひょうは夏に発生することも

ひょう(雹)

 雪の氷版がひょうと思いがちだが、地表付近と上空の温度差が激しいと降りやすく、つまり夏でも起こる可能性はあるのだ。当たると痛いだけでなく、中古車にはひょう害車という項目があることもからもわかるように、ひょうのサイズが大きい(ゴルフボールから野球のボールぐらい)とボディがボコボコになったり、ガラスが割れることも。可能な限り、屋根があるところに避難しよう。ちなみに損傷が発生した場合、車両保険を使って直すことはできる。

 クルマに落ちてもボデイ表面を伝って、地面に抜けていくので損害は出ないとされている。実際に落ちた人に話を聞いたことがあるが、確かに損害はなかったものの、衝撃はもの凄く、ショック状態になるとのこと。また、熱でタイヤがバーストすることもあるし、車内でも金属部分に触れていると感電することもある。もちろん降りると直撃されることもあるので、基本的には車内にいたほうが安全と思っていい。ちなみにソフトトップのオープンカーはルーフが開いているのと同じなので、落ちると被害が出てしまう。雷雲の位置がわかるアプリもあるので、活用するのもいいだろう。

地震

 これは季節ものではないが、災害に対する知識ということで最後にあげておこう。そもそもクルマは走っていると揺れているのでわかりにくいし、止まっていてもサスペンションがあるので小さい地震だと気づきにくい。

 携帯の地震情報も見ながら、発生に気がついたら安全を確保しながら路肩に寄せて止める。無理して進もうとすると、自らが渋滞の原因になってしまったり、地割れなどにはまってしまう可能性も高まるので、止めるのが基本。そして安全なところに避難する。その際は貴重品など持ち出す荷物は最小限にして、緊急車両や復旧の邪魔になったときにすぐに動かせるように、キーは付けておく。盗難などが心配かもしれないが、命あっての話だ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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