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新型はアルファードよりヴェルファイアのほうがかなり高い! 一番安いグレード同士で比べると「115万円」もの差がつく理由とは? (2/2ページ)

新型はアルファードよりヴェルファイアのほうがかなり高い! 一番安いグレード同士で比べると「115万円」もの差がつく理由とは?

この記事をまとめると

■新型アルファード&ヴェルファイアが登場したが最廉価グレードでも両車の価格は115万円差がある

■同じパワートレインで比較しても20万円ほどヴェルファイアが高い

■ヴェルファイアは専用シャシーチューニングなどが施されており、それが価格差となって現れている

アルファードとヴェルファイアで価格が違いすぎる

 トヨタのミニバンフラッグシップであり、クラウンを継ぐショーファードリブンとしても高い評価を受けているアルファードと、その姉妹車としてヤング層に人気のヴェルファイアがフルモデルチェンジを果たした。

 今回にフルモデルチェンジでは、ボディ骨格など基本となる設計部分を共通としながらも、ガソリンエンジン車ではまったく異なるエンジンを載せるなど、それぞれの個性を明確にしているのが特徴だ。

 具体的には、アルファードのエンジン車は2.5リッターガソリンエンジン+CVTというパワートレインになっているの対して、ヴェルファイアは2.4リッターターボ+8速ATを与えられている。このことからもわかるように、ヴェルファイアは走り重視のキャラクターとなっている。

 驚くのはその価格差だ。アルファード2.5リッターガソリンエンジン車のメーカー希望小売価格が540万円であるのに対して、ヴェルファイアの2.4リッターターボ車は655万円となっている。いくらエンジンが違うとはいえ姉妹車でここまで価格差があるのは商品企画としても珍しい。

 さらに同じ2.5リッターシリーズパラレルハイブリッドを積む上級グレード「Executive Lounge」で比較しても、アルファードは850万円でヴェルファイアは870万円(いずれもFWDのメーカー希望小売価格)。ヴェルファイアは20万円ほど高くなっているのだ。

 トヨタによれば、アルファードとヴェルファイアの販売比率は7:3を予想しているという。数が少ないほうがコスト高となってしまうのは工業製品の常ではあるが、それにしても姉妹車において生産性によってこれだけの価格差をつけてしまうことは考えづらい。

 はたして、ヴェルファイアには高いなりの価値はあるのだろうか。

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