この記事をまとめると
■じつは梅雨時はクルマの内装を掃除しやすい
■しかし内装はどこを掃除すればいいかわからないという人も少なくない
■そこで今回は汚れの温床になりがちなポイントを解説
内装の掃除は梅雨時がおすすめ!
大掃除といえば年末にすること、というのが一般的ですが、じつは掃除のプロがおすすめするのは、雨が多くジトジトした日が続く梅雨の時期なのだとか。その理由としては、冬の間の結露にはじまり、春の花粉や黄砂など、さまざまな汚れにさらされてきたのが今の時期。しかも、湿気が多い気候のおかげで静電気が発生しにくく、汚れを落としやすい時期でもあるのだそう。
そこで、愛車の外側はなかなか雨の日に掃除をする気にはなれませんが、内装の汚れをしっかり落とすには、もしかすると梅雨の時期はベストシーズンと言えるかもしれません。
でも内装といっても、全部を細かく掃除するのは大変。どこを掃除すればいいのかも、よくわからないものですよね。今回は、意外と見落としがちだけどじつは汚れの温床になりがちな、たまにしっかり掃除をしておきたいポイントをピックアップしてみます。
1つ目は、エアコンの吹き出し口。エアコンアウトレット、エアコンルーバーとも呼ばれる、インパネや足もとなどについている風が出てくるところですね。ここは、細かな格子模様になっていたり、細いバーが何本もあるなど、普段はなかなか掃除がしにくいのですが、そのバーの上や奥の方にホコリが溜まりやすく、迷い込んだ小さな虫などが見つかりやすい場所でもあります。そんなところを通ってきたエアコンの風を浴びていると思うと、ゾッとしますよね。
カー用品店などに行くと、細かいエアコンルーバーのホコリを一気に掃除できるブラシなどのグッズも売っています。使い古した歯ブラシでかき出し、掃除機で吸ってもいいですし、履き古したストッキングを古い割り箸などの先に巻き付けて、擦るだけでもホコリが取りやすくなります。
2つ目は、ドリンクホルダーの底。冷たいドリンクを飲むことが多い人は、知らないうちに水滴が底に溜まり、ホコリと混ざってこびりついてしまったり、ひどい時にはカビが生えてしまうこともある、怖い場所です。甘いコーヒーなどが走行中の揺れでこぼれたり、ホイッと放り込んでおいたアメやチョコなどが溶けてカピカピになっていたりと、長い期間放置していたドリンクホルダーはけっこう汚れていますので、この機会にすっきりと掃除しておきましょう。隅の取りにくい汚れは綿棒を使うと取りやすいと思います。