わずかなお金をケチって手を出したけど「やらなきゃよかった」! クルマのDIYメンテで悲惨な事態になりがちな4つの事例 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマ好きであれば愛車のメンテナンスを行うことも少なくないだろう

■メンテナンスフリー化が進んでいる現在、自らできることは限られている

■しかし簡単なメンテナンスでも、失敗すると取り返しがつかないことに

DIYメンテで起こりうる悲劇

 最近はメンテナンスフリー化が進んで、オーナー自ら手が出せる部分は減ってきている。しかし、それでもいくつかポイントはあり、クルマ好きならば愛車の状態把握や愛着を深めるために、DIYでメンテをするのもいいだろう。比較的簡単なものがおすすめというか、その程度しかできないのが一般的。それでも思いもよらぬことになったりするので油断大敵、注意が必要だ。今回は簡単なメンテナンスにも潜む悲惨な事例を4つに絞ってまとめてみた。

オイルの入れすぎ

 オイル交換も最近のモデルではメンテナンスパックが普及してコミコミになったため、自分でやらないというか、できないことも増えているが、経年車などではDIYで行なっている方もいるのではないだろうか。そこでやりがちなのが、オイルの量の見間違え。

 点検用のディップスティックを抜いて、先端にどこまで付いているかで量を判断する際に、汚れていると黒いのでわかりやすいのだが、新しいオイルだと透明で今ひとつわかりにくい。そこで足りないのではと思って、多めに入れてしまうことがある。少ないのはさすがに先端になにも付かないのでわかりやすいが、多いと先端には付いているのでOKと判断してしまうのが原因となる。

 入れすぎるとエンジン内部にオイルがしっかりと回らなくなって、潤滑不良になってしまうし、白煙を吐くこともある。

オイルパンのドレインボルトが緩いor締めすぎ

 下抜きで古いオイルを抜いた場合、問題になるのがボルトの締め具合。この塩梅が慣れないとわかりにくくて、緩かったり、逆に締めすぎたりする。緩いと当然、漏れてくるし、締めすぎるとネジ山を傷めて、最悪なめてしまうことも。回避術としてはそこそこの力で締めたら、ある程度走って、漏れていないか、緩んでいないかを確認する。怖いなら安い上抜きツールが売られているので、抜けが甘くてもそれを利用するほうがいい(新しいパッキンの用意も不要)。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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遠藤ミチロウ、岡江久美子

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