この記事をまとめると
■他人のクルマをディスる人は少なくない
■最近では会話のみならずSNSで見かけることも
■そこで他人のクルマをディスるべきではない理由を解説
他人のクルマをディスる行為は百害あって一利なし!
クルマ好き同士の会話やSNSなどを見ていると、1度は耳にしたり、目にしたことがあると思われる「他人のクルマをディスる」行為。なかには「そこまで言わなくても……」と思うくらいハードなものもあります。
しかし、他人のクルマをディスる行為は百害あって一利なしと言ってもいいくらい、プラスよりマイナスに働くことも事実です。
普段は気にしているけれど、つい……という方も含めて、他人のクルマをディスるべきではない理由を5つにまとめてみました。
1)身銭を切って所有している人が大多数
まれに親族やパトロンに買ってもらった……という恵まれた方もいますが、大多数のオーナーは基本的に自分の稼ぎのなかでやりくりして愛車と呼べる存在を手に入れ、所有しています。コーティングに何十万円も費やし、雨の日は乗らず、内装は土足禁止であろうと、リベット留めのオーバーフェンダーやド派手なラッピングを施そうとオーナーの自由です。
「なんかダサいなぁ」とか「趣味悪いなぁ」と思うことも、逆に思われることもあるでしょう。いずれにせよ、極論としては「知ったこっちゃない」わけです。お互いに自分の稼ぎのなかでやりくりしているんですから。言うだけ野暮というわけですね。
2)いずれオーナーの耳に入る確率が高い
SNSで個人攻撃すれば言うにおよばず、同じグループ内の仲間の愛車をディスると、遅かれ早かれオーナーの耳にも入ります。「アイツ嫌い」と誰かに話したことが、巡り巡っていつの間にか本人に伝わって気まずくなることと同じです。
しかも、不思議なことに多くの場合「尾ヒレ」がつきます。何気なく「○○○さんのクルマってカッコ悪いよね」と話したつもりが、いつの間にか「○○○さんのクルマってめちゃくちゃカッコ悪い、ダサい、最低、センスなさすぎ」くらいに尾ヒレがつくこともザラです。そのように思うことは個々の自由ですが、言葉にしてしまったらアウトというわけです。自分への戒めを込めて……。
3)国産車派 or 輸入車派の議論は永遠の平行線
古今東西、昭和から平成、そして令和。おそらくはBEVのシェアが拡大していくであろう、この先の未来まで。国産車派 or 輸入車派、それぞれが食わず嫌いということもあります。反面、ときどき、国産車または輸入車で痛い目をみて、いっきに鞍替えする方もいます。
全方位的にこれほど幅広いモデルが販売されており、しかも価格帯を問わず故障しにくい、燃費がいい、と、良いことずくめの日本車を差し置いてなぜわざわざ輸入車を選ぶのか? 国産車派の方からすれば理解不能でしょう。その反面、洗練された内外装のデザイン、美しいボディカラー、そして高級感など、輸入車派にとってはどれほど機械として優れていようとも日本車は選択肢には入らない方も多いです。それぞれに魅力や欠点があるわけで、双方がディスりあっても、議論は永遠に平行線のままです。