発売日に受注停止になりそうなほどの人気っぷり
筆者が話を聞く限りでは、手ごたえとして6月21日中にも新規受注停止となるような受注の勢いになってはいるものの、メーカーがその状況を把握するのは7月に入ってからになるとすれば、遅くとも7月に入ると新規受注停止になるのではないかともいわれている(それか公表はしないものの、表向きは新規受注停止とはせず、細かく短期間の新規受注停止を繰り返しながら受注を続けて深刻な納期遅延になるのを防ぐかも)。
「3代目分としてすでにもらっている、いわば新型の予約受注分(隠れバックオーダー)を正式な新型の受注として修正する作業はかなりの手間を要します。6月21日までは見積り書どころか、6月21日に正式発売されることもディーラーからアナウンスしてはいけない状況となっているようです」(事情通)。
そのため、6月21日から新型の見積書を作成し、それぞれのお客に「この条件で注文車種の変更を行っていいですか?」という了解と、下取り査定を行っていかなければならない(ローン利用ならばローンの申し込みも)。ちなみに新型プリウスと同じく、値引きは原則ゼロになるのではないかとも言われている。実車の店頭への配車は7月中旬以降ともいわれており、6月21日時点でセールススタッフもどういうクルマになるのか初めてわかるとのことで、新型の概要もよくわからないまま、新型を購入することを決めなければならないことになりそうだ。
前述した隠れバックオーダー分で、年間配車予定台数の大半を消化してしまうとのことなので、6月21日以降可能な限り早く新規受注停止前に注文が入ったとしても(隠れバックオーダーではなく)、1年以上納車まで待つことを覚悟する必要があるのではないだろうか。当初はエグゼクティブラウンジしか生産しないとの情報もあるので、エグゼクティブラウンジ以外のグレードでは、状況次第で納期はかなり長期化していくかもしれない。
※画像は現行モデルのシート
ただしプリウスの例もあるので、KINTO(トヨタの個人向けカーリース)を使うと、短い期間で新型アルファード&ヴェルファイアに乗ることができるかもしれない。
前述したとおり、6月21日にならないと全貌がわからないだけに、なにごともはっきりしない状況が続くなか正式発売を迎えることになりそうだ。