トヨタはこれまでもスーパー耐久シリーズに水素カローラで参戦し、タイのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された「IDEMITSU 1500 SUPER ENDURANCE 2022」にも同車両で参戦するなど、積極的な活動をしてきた。モータースポーツという過酷な環境下でその技術を鍛え、カーボンニュートラル社会の実現に向けて水素エネルギーへの取り組みを加速させているのはのは御存知の通りだ。
GR H2レーシングコンセプトの発表に際し、トヨタの豊田章男会長は「モータースポーツでカーボンニュートラルを実現すること、それも、レースでのパフォーマンスや興奮を犠牲にすることなく、それを実現することを私は目指しています。私どもの新たな水素レーシングカーが、将来、水素クラスに参加することを楽しみにしています。そこには、音も、トルクも、迫力も、すべてが揃っています。これは単なる新型レースカーではありません。ゼロエミッションで戦うレースカーです。次の100年後も、こうしてチェッカーフラッグが振られることを祈っています」とコメントを添えた。