虎やチーターを意味する車名も!
……などとまた、1銭にもならぬことをつらつら考えてしまったことを反省しながら、次へいこう。ポルシェのコンパクトSUV――といっても日本で使う分にはぜんぜんコンパクトではない「ポルシェ・マカン」のマカンは、インドネシア語で「虎」を意味する単語であるらしい。
いや、いま「らしい」と書いたが、「マカン=インドネシア語で虎」ということについては確か1カ月前に、どこかの媒体で私自身がこの右手で書いた。ついでに言えば、これまでに4回くらいは「マカン=虎」という意味の文章をあちこちで書いたと思う。
しかしどうしても「マカン=インドネシア語で虎」ということをソッコーで忘れてしまい、都度都度ググって「あ、そういえばマカンって虎だったよな」と思い出している私の脳は、もはや相当老化しているのだろう。
同様に「ランボルギーニ・チーター」という、ランボルギーニ社が1977年に発表したオフローダーについてもこれまでに何度か原稿で触れた気がするが(当然ながら車名のチーターは、あのチーターの意味である)、今回もまたその存在を、いま書くまですっかり忘れていた。
「猫は三年の恩を三日で忘れる」ということわざがあるが、我が家の元保護猫たちを見ている限りでは、決してそんなこともないような気はしている。
だが遺憾ながら私自身が、ニワトリ並みに「三歩歩けばなんでも忘れる」という境地に達してしまったようだ。残念である。