メルセデス・ベンツの歴代コンパクトモデルを紹介! (1/2ページ)

この記事をまとめると

メルセデス・ベンツの歴代コンパクトモデルを紹介

AクラスとBクラスが挙げられる

■スウォッチとタッグを組んで生まれた超小型車スマート

メルセデス・ベンツが発売したコンパクトカー

 CクラスやEクラス、Sクラスなどのセダンやステーションワゴン、SUV、クーペなど多彩なラインアップを誇るメルセデス・ベンツ。数あるモデルにおいてエントリーモデルともいえるのがAクラス、およびBクラスといったコンパクトモデルです。

 長年、高級車路線を貫いていたメルセデス・ベンツが世に送り出した初代Aクラスは他社のコンパクトカーとは違う個性的モデルでした。

 今回、初代Aクラスをはじめとするメルセデス・ベンツのコンパクトカーを紹介していきます。

初代Aクラス(1997年)

 メルセデス・ベンツ初となるFFのコンパクトカー初代Aクラス。同社が高級車メーカーから多彩なモデルを展開するメーカーへ生まれ変わる試金石になったモデルといえるでしょう。

 二重床フロアのサンドイッチコンセプトを採用するなど意欲的なモデルとして注目を集めた初代Aクラスは、4mを切るコンパクトなボディにもかかわらず高いユーティリティ性能を備えていました。

 国内で販売されたモデルには1.6リッター直4と1.9リッター直4エンジンを搭載。後にホイールベースを170mm延長したL仕様も追加されています。

 初代Aクラスで不運だったのはスウェーデンの雑誌による走行テストで横転してしまったこと。世界的に大きな話題となったことで同車に改良が加えられていったものの、大きな成功を収めることはできませんでした。

2代目Aクラス(2004年)

 初代からややサイズアップしたものの、それでも4mを切るサイズを維持し登場した2代目Aクラス。初代同様、サンドウィッチ構造を採用し高い全高そのままにモデルチェンジされています。

 初代と比べて大きく進化したのが質感。とくに内装は同クラスのコンパクトカーにはない高級感を備えていました。

 独自の構造を採用していることで、とくに運転席のドライビングポジションは特徴的。人によっては慣れが必要だと言われるほどです。

 パワーユニットは1.7リッター直4をはじめ、2リッター直4、2リッター直4ターボと3種類のガソリンエンジンをラインアップ。2リッターターボエンジンは193馬力を発揮することで高い走行性能を発揮しました。

3代目Aクラス(2012年)

 歴代モデルとは大きくコンセプトやフォルムを変えて登場したことが大きな話題を呼んだ3代目Aクラス。日本では2012年から販売を開始し、「NEXT A-Class」と名付けられたキャンペーンによるアニメのテレビCMを覚えている方は多いのではないでしょうか。

 3代目の大きな特徴はAクラスの代名詞だったサンドウィッチ構造を廃止し底床レイアウトを採用したこと。レイアウト変更によりデザインもプチミニバンといったものからダイナミックなハッチバックへ生まれ変わりました。

 日本仕様の3代目は1.6リッター直4ガソリンターボと2リッター直4ガソリンターボエンジンをラインアップしてデビュー。2013年からディーゼルエンジン仕様も追加されています。

 また2015年にマイナーチェンジを実施し、フロントグリルを中心としたデザイン変更が行われました。

4代目Aクラス(2018年)

 コンパクトミニバン的なフォルムを備えていた初代や2代目とは違い、先代同様、正統派(?)2ボックススタイルを継承した現行モデル。4代目となる現行モデルの国内仕様は2018年から販売を開始しています。

 現行モデルは、テレビCMでおなじみとなった「ハイ、メルセデス」とクルマを会話するインフォテインメントシステム「MBUX」を搭載するなど先進装備を積極的に導入していることが大きな特徴。

 また安全支援システムも上級モデルに負けず劣らず充実していることで話題となりました。

 デビュー時は1.3リッター直4直噴ガソリンターボエンジンのみが用意されていましたが、その後、2リッター直4ディーゼルターボエンジンを追加。

 スポーティグレードのAMGも追加され、ハイエンドモデルには421馬力を発揮する2リッター直4ガソリンターボエンジンを搭載しています。


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