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イマドキのクルマは高くなった……とも言い切れない! 昔と今の車種の「値段」と「中身」を比べてみた (1/2ページ)

イマドキのクルマは高くなった……とも言い切れない! 昔と今の車種の「値段」と「中身」を比べてみた

この記事をまとめると

■昔と比較するといまクルマはかなり高価だ

■しかしクルマの技術が進化しているうえに、物価なども変化している

■それらを考慮すると、現行のほうが買い得に感じられるクルマも

クルマの技術は大きく進化している

 最近はクルマの価格が高くなったといわれる。たとえば2005年に発売された3代目ステップワゴンの買い得グレード、Gは207万9000円だったが、現行ステップワゴンで一番安いエアーは305万3500円だ。100万円近く値上げされ、現行型の価格は2005年当時の1.5倍に達する。この15〜20年ほどの間に、クルマの価格は、同じ車種の同じグレードに比べて1.2〜1.5倍へ値上げされた。

 それなのに平均給与所得は伸び悩むから、値上げされた同じ車種に乗り替えるのは難しい。小さなクルマを買うようになり、新車販売台数の40%近くが軽自動車になった。

 ただしクルマのメカニズムや装備も大きく変わった。2005年に発売されたステップワゴンGのエンジンは、2リッターのノーマルタイプだったが、現行型は1.5リッターターボだ。しかも現行型は、3代目が装着していなかった横滑り防止装置、衝突被害軽減ブレーキ、運転支援機能、サイド&カーテンエアバッグ、LEDヘッドライト、アイドリングストップ、スライドドアの電動開閉機能、アルミホイールなどを標準装着している。また2005年の消費税率は5%だったが、今は10%だ。

 このような環境性能/動力性能/走行安定性/安全装備/快適装備の充実と消費税率のアップを考えると、70万円くらいの値上げなら納得できる。それなのにステップワゴンは100万円近く値上げされたから、割高になったことは確かだ。

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