オーナーカーに賞を贈る「ポルシェガレージ」も併催!
ドイツ本社のセールスおよびマーケティング担当取締役デトルフ・フォン・プラテン氏も登壇し、「ポルシェというブランドが過去の伝統のみならず、未来に向けてのビジョンも実現できているということを、今日この場に集まっている皆さまが証明してくださっています。皆さまがガレージを拡張しなければいけなくなるほどたくさんの魅力的なモデルをこれからもローンチし続けるとともに、電動化も積極的に進めていきます」と語った。
ポルシェフェスティバルの会場内には、アーティストのダニエル・アーシャム氏が手がけたカスタムモデル「RWBA」を展示。日本のポルシェ専門チューナーの「ラウヴェルト・ベグリフ(RWB)」とのコラボレーションで生まれたモデルで、タイプ964のポルシェ911をベースに、フラットノーズにホワイトのボディカラー、アーシャム・グリーンのレザーインテリアで仕立てられたことで、シンプルでクリーンな印象に仕上がっている。
アーシャム氏は「湾岸ミッドナイト」や「彼女のカレラ」といった漫画などの日本のストリートカルチャーから影響を受けており、イベントでは「彼女のカレラ」の作者・麻宮騎亜さんによるRWBAを題材にした4ページの漫画をパネルで公開。主人公の3人をモチーフにしたラッピングカーも展示された。
また、イベント両日にわたって全国各地から来場したオーナーの愛車に賞を贈る「ポルシェガレージ」も併催された。ポルシェジャパンが選ぶ「エキサイティング/パフォーマンス/ヘリテージ」の3部門、観客投票によって選ぶ「パッション/カラフル」の2部門を設定。2日間で合計10台の受賞車が選出された。
さらに、ポルシェ本社が監修しているメディア「Type7」の編集長テッド・グシュー氏が来場。Type7は新たなポルシェファンを生み出すためのデイリーマガジンで、不定期で雑誌も制作している。今回は、2023年4月26日に出版した世界限定2000冊の第4号を販売しており、そのなかで特集されたレーサーの生沢 徹氏も同日に来場。ふたりによる特別対談やサイン会も実施された。
こうしてアジア最大のポルシェコミュニティイベントとなる「ポルシェフェスティバル」は盛況のうちに幕を閉じた。2024年はポルシェのアイコンである911が誕生60周年を迎えるから、来年の記念イベント開催にも大いに期待したい。