安くてもポテンシャルは高い次元にある
ステーションワゴン:ホンダ・ジェイド
セダン並みのハンドリングと広い荷室をあわせ持つ点が魅力のステーションワゴンは、日本では人気が低迷しつつあるジャンルのひとつ。そのため、現行モデルのラインアップからは徐々に姿を消してしまっているが、根強いファンも少なくない。そんなステーションワゴンとしてオススメしたいのが、2020年まで販売されていたホンダ・ジェイド。
3列シート仕様も存在するためミニバンのジャンルに入れられることもあるジェイドだが、立体駐車場にも対応する全高を持ち、3列目は床下に格納してステーションワゴン的な使い方もできる。
そしてパワートレインはスポーティな走りが堪能できる7速DCTを持つハイブリッドとパワフルな1.5リッターターボ(ターボは遅れて追加)が用意され、俊敏な走りを楽しむこともできるのだ。
そんなジェイドはホンダセンシング付きの仕様であっても総額100万円前後から狙うことができ、あまり他人と被ることもないため、個性を出したい人にもピッタリなのだ。
ミニバン:マツダ MPV
いまではミニバンから手を引き、3列シートはCX-8のみと割り切ったラインアップとなっているマツダ。しかし、過去には「マルチパーパスビークル」の頭文字をそのまま車名にしたMPVというモデルをリリースし、人気を博していた。
ここでオススメするのは2016年まで販売されていた3代目で、マツダらしいスポーティな走りが楽しめるミニバンとして稀有な存在だ。とはいえ広い全幅とアレンジ可能なシートによって室内はミニバンに求められる要件はクリアしているのである。
できればパワフルなターボモデルを狙いたくなるが、2010年に先んじて終売となっているため、長く乗るのであれば最終型に近いモデルを狙いたい。高年式であっても総額100万円以内で狙うことができる車両も多く存在しているのだ。