レクサスのイメージリーダー「LC」が一部改良で走りをアップグレード! マットホワイトの「白銀」ボディカラーが映える特別仕様車「EDGE」を60台限定販売 (1/2ページ)

この記事をまとめると

レクサスLCが一部改良を実施して「Lexus Driving Signature」を深化させた

■トヨタテクニカルセンター下山での走り込みで走行性能向上を果たすとともに機能性も拡充

■特別仕様車となる「EDGE」を限定60台販売

テクニカルセンター下山での走り込みで走行性能を強化

 高級車ブランドには代名詞となるフラッグシップモデル以外にも、たいていの場合、ラグジュアリーでスポーティな2ドアクーペ、もしくはコンバーチブルが用意されている。ドアが2枚しかなくて車内空間も狭く利便性に劣るクーペは、セダンやSUVなどに比べれば存在自体が贅沢なものであり、またそのスポーティなイメージがブランドの価値を高める。いわばイメージ戦略というもので、日本が誇る高級車ブランドであるレクサスにもフラッグシップスポーツカーとしてLCがラインアップされ、ブランドを牽引するイメージリーダー的な存在となっている。

 そんなレクサスLCが一部改良を実施した。今回の一部改良では、より高い走行性能を実現すべくトヨタテクニカルセンター下山で徹底した走り込みが行われたという。

 まずは乗り心地と操縦安定性をより高次元で両立するためにエンジンマウント特性を変更するとともに、リヤサスペンションメンバー取り付け部を補強。さらにLC500コンバーチブルではトンネルブレースの追加と床下ブレースの補強を行って剛性を向上した。

 コイルスプリング、スタビライザー、ショックアブソーバーの諸元にも見直しが入り、これらを最適化することで接地感や操舵応答性を向上させ、リニアで滑らかな車両挙動を実現させている。ホイールの締結にはワッシャ付ハブボルトを採用して締結力をアップ、快適な乗り心地や高いハンドリング性能の実現に寄与している。

 また、AT制御も変更されており、ドライバーの意志に寄り添ったシフトスケジュールとすることでアクセルレスポンスに優れた気持ちよいドライブフィールとなった。

 統合型総合安定システムには「エキスパート」モードを追加。基本設定はVDIM制御(Vehicle Dynamic Integrated Management)をオフとし、車両挙動が大きく乱れた場合のみ制御を介入させることで、ドライバーによる車両コントロール領域を拡大。サーキット走行やスポーツ走行を楽しみたいというニーズに応えている。

 これらすべては、レクサスのドライビングコンセプトである「Lexus Driving Signature」の深化のために行われた改良であり、LCを運転する喜びをさらに高次元へと引き上げている。

 インテリアでは、ダッシュセンターに12.3インチのタッチディスプレイを採用したことがトピックだ。ディスプレイにはナビや音楽、車両設定などの各メニュー選択スイッチを常時アイコン表示することで操作性を向上。画面全体のレイアウトも情報の粒度に応じて表示エリアを分けるなど、操作フローも統一されている。

 予防安全技術である「Lexus Safety System+」の機能も拡充。単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により昼間の自転車・夜間の歩行者・右折時の対向直進車・右折時の横断歩行者の検知も可能となり、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域が拡大している。そのほか、「レーントレーシングアシスト」や「レーダークルーズコントロール」などもよりスムーズな操作でドライバーをサポートしてくれるようになった。


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