レースでもドラマでも大活躍して大人気に
搭載エンジンは先代から引き継いだL型の6気筒とZ型の4気筒を採用。1981年10月にはレーシングスポーツを意味する「RS」の名を冠し、4バルブDOHCエンジンを搭載した「2000RS」を追加。1983年2月にはターボチャージャーをプラスし、190馬力を発生する「2000ターボRS」を追加すると“史上最強のスカイライン”というキャッチコピーで一世を風靡した。
1983年8月にはマイナーチェンジを実施して後期型となり、前後の意匠を変更。RS系はラジエターグリルを廃した斬新なデザインとなり、その見た目から「鉄仮面」の愛称でも親しまれた。
1984年2月にはターボモデルにインタークーラーをプラスし、205馬力を発生させる「ターボインタークーラーRS」に発展し、史上最強の座をキープし続けていたのだった。
スカイライン自体は1985年8月に7代目へとフルモデルチェンジを果たすが、ワゴンとバンに限っては6代目モデルが継続販売され、1990年2月まで生産と販売が続けられた。
久しぶりにワークスとしてモータースポーツに参戦したのもこのモデルで、スーパーシルエットなどでも人気を博した6代目スカイラインであるが、やはりその人気は西部警察に登場する特殊車両「マシンRS」シリーズのベース車になったことも影響しているのは間違いなく、現在でもマシンRS仕様にカスタマイズして愛車とのドライブを楽しんでいるユーザーも少なくない。