「ワンエイティ」じゃなくて「ツーフォーティ」って何!? 日産180SXよりも先輩だった240SXとは? (2/2ページ)

北米では「ワンビア」がフツーに売られていた

 ちなみに北米仕様の240SXは、180SXと同様のシルエットを持つハッチバック(現地ではファストバックと呼称)のほか、シルビアと同じ独立したトランク部分を持つクーペも存在していた(フロントマスクはリトラクタブルヘッドライトのまま)。

 日本ではS14型シルビアが登場した後も継続販売がされていた180SXだが、北米市場の240SXは1994年春にS14シルビアをベースとしたモデルへフルモデルチェンジを実施する。

 車名が変わらなかったことからもわかるように、搭載エンジンは引き続きKA24DE型が搭載され、ターボモデルなどは存在しなかったが、上級グレードには日本仕様のターボモデルなどにも採用された5穴の16インチホイールやスポーツサスペンションを用意。

 1996年には日本仕様と同じくマイナーチェンジを実施し、いわゆる“ツリ目”のフロントマスクを採用するなどしたが、1998年夏に販売を終了し、S15型が北米市場に投入されることはなかった。

 なお、北米市場では2代目から4代目までのシルビアは「200SX」として販売されており、現地では240SXはしっかりその流れを汲むモデルとして認識されている。


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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愛車
日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
趣味
長距離ドライブ
好きな有名人
ザ・リーサルウェポンズ

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