「砂利」か「コンクリート」か「アスファルト」か? 自宅駐車場の「地面」問題に決着! (2/2ページ)

砂利は初期コストが安い

 一方、砂利の駐車場のメリットはなんといっても初期コストが安いこと。

 乗用車一台分の駐車場に1トン弱(30000円前後)の砂利が必要とされるが、業者に頼んでも工賃込みで10万円前後。工期も短いのが長所といえる。

 また、クルマが出入りしたり、人が砂利の上を歩くと「ジャリジャリ」と音がするので、防犯効果も期待できる(反対に、その音がデメリットにもなる)。

 その代わり、砂利は敷地外に飛び出て減ったり、車重でワダチが出来たり、水たまりが出来たり、雑草が生えてきたりして、手入れが大変。

 靴やタイヤ、ボディ下面も汚れやすいし、落ち葉を掃いたり、雪かきをするのもひと苦労。

 間をとって、タイヤの乗る部分だけコンクリート舗装する方法もあるが、あまりいい評判は聞かない。

 駐車しづらいとか、真ん中の砂利や芝生の部分から雑草が生えてきたり、砂利が散ったり、芝生が伸びてきて芝刈りが必要だったり、中途半端なメリットしかなく、全面コンクリートのやり直すケースも珍しくない……。

 さらにアスファルトという方法もあるが、広い月極駐車場ならメリットもあるが、個人の住宅には費用、見栄え、耐久性の面で、メリットは小さい。

 というわけで、予算の壁はあるにせよ、長い目で見れば自宅の駐車場は、コンクリートにしておくことが一番だ。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

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