安価な中古車を買ってリフレッシュという手段もアリ
ホンダ S2000
オープンボディのFRで9000回転を許容するVTECエンジンという夢のような組み合わせのS2000も、近年価格高騰が続くモデルのひとつ。
こちらもコレクター価格となっている車両も多く、先述の2モデルとはまさに桁違い。実際に1000万円を超えるものも存在するほどで、それ以外のものも800万円台というのも珍しくなく、庶民が気軽に乗れる車両ではなくなってしまった感がある。
ただし、安い車両については150万円前後のものも存在しており、コツコツ直しながら乗るのであれば、この辺りの価格帯の車両もアリと言えそうだ。とはいえなかにはノーマル風に戻してあるものの、かなり酷使されたものもあるそうなので、そのあたりを見定める技量が問われることは間違いない。
トヨタ 86/スバル BRZ(初代)
絶版FRモデルが高値となっているなかで、順調に価格が下がっているのが初代86/BRZだ。2代目モデルは2.4リッターへ排気量が拡大され、さらなる性能アップがなされていて高い評価を集めているが、初代モデルもチューニングベースとしてのポテンシャルはお墨付きだ。
86の14R-60などの限定車は高値となっているものの、カタロググレードであれば安いものはMT車でも100万円を切るものも存在するようになってきており、前述の1990年代のモデルに比べれば10年以上新しいモデルということもあって、ボディに腐食が目立つようなモノもほとんどない点もうれしいところ。
さすがに安価な車両は過走行なものが中心となるが、オーバーホールがてらチューニングをするなど、効率的な費用の使い方をすればまだまだ長く楽しめる1台になるハズだ。