この記事をまとめると
■FR+MTというパッケージングのクルマはいまでも人気が高い
■極上車は新車価格の倍以上というのが当たり前になってきている
■安価なモノを購入してリフレッシュして乗るという手段もオススメだ
不動の人気を誇るFRスポーツの中古相場のいま
いまだに多くのクルマ好きが愛してやまないFRレイアウトのMT車。
しかし現実は厳しく、新車で購入できるモデルは年々減っているのが現状だ。そこで今回は、いまだに中古車市場でも高い人気を誇るFRのMT車の現状をチェックしてみたぞ。
日産 シルビア(S13~S15)
大きすぎないボディサイズとチューニングのノウハウが豊富なSRエンジンという組み合わせでいまだにドリフトユーザーを中心に高い人気を誇るシルビア。S13型からS15型まで共通するブラットフォームを持ち、部品の互換性が高いという点も人気の理由となっている。
そんなシルビアだが、フルノーマルに近い低走行車両はすでにコレクター価格となっており、500万円前後のプライスがかかげられているものも珍しくない。
一方、安価に狙える車両は、一時期よりは相場が落ち着いてきたこともあり、200万円を切るものもチラホラ見つかるようになってきているが、当然ながらくたびれたものが中心となっている可能性が高いので、購入後の修理代もキープしておきたいところ。
トヨタ マークII&チェイサー&クレスタ(100系)
もともとはオッサンセダンだったものの、ハイパワーな2.5リッター直6ターボとFRレイアウトの仕様があったことでいまではすっかりドリ車のイメージが付いた100系3兄弟。
今回はターボMTに絞ってチェックしてみたが(換装した車両も含む)、こちらもフルノーマル低走行車両はコレクター価格で400~500万円台というプライスとなっていた。
安いものでは200万円台前半のものも存在するが、エンジンやミッションが載せ替えられたものも多く、このあたりの作業がしっかりやられているかは気にしたいところ。なかにはターボ用ではないミッションやデフなどが使われている車両もない散見されるようだ。