この記事をまとめると
■クルマは年数が経過すると外装の傷みと共に各種機関部も劣化する
■エンジン関係や足まわり関係は何年かに1度リフレッシュしてやるのがオススメ
■足まわりに関しては常に負荷がかかる場所なのでリフレッシュすると体感効果が大きい
何年に１度かは愛車をリフレッシュしよう！
同じクルマに長く乗っていると、年数とともに「なんとなくボロくなってきたような気がするような、しないような……」といった感覚になってくる。実際にそれは正解で、汚れているとか傷が増えるとか、確実に劣化している部分が出てくるからだ。なので、くたびれた箇所をリフレッシュすればまたシャキッとしたパフォーマンスや走りが手に入る。今回は、現在の愛車に長く乗っているユーザーに向けたリフレッシュプランを予算別にご紹介。
３万円コース：プラグ＆エアクリーナーフィルター交換
点火プラグは純正で10万kmノーメンテナンス品などが当たり前になっているが、その距離以下でも交換するとアクセルの踏み始めが力強くなるなど意外と効果が高い。価格は4本で高くても1万円くらいなので、ぜひ交換しておきたい。
また、エアクリーナーフィルターも何万kmも交換していないと、虫や枯れ葉など意外なゴミが詰まっていることも多い。黄砂などのホコリも吸い込んでいる。純正品は数千円なのでそういったモノでいいので交換を。こちらはできれば車検ごとに交換するのがオススメだ。
５万円コース：ステアリングラックブッシュ交換
ステアリングラックとはステアリングから伸びているシャフトで、タイロッドを左右に動かしている装置。このステアリングラックはゴムブッシュで車体にマウントされている。ゴムブッシュが劣化してくるとステアリングを切ったときにラックごと動いてしまい、タイヤの向きが変わるレスポンスが落ちる原因になる。
過走行車などでステアリングを多少切っても全然クルマが反応しないときは、ステアリングラックのブッシュが劣化していることが多いのだ。
このブッシュを交換すればステアリングのレスポンスはかなり改善される。それほどコストもかからず、5万円前後から交換できるので、数年または数万キロでリフレッシュする場所にはピッタリ。