同じクルマとは思えないほどシャッキリ! 効果絶大な予算別「愛車リフレッシュ」プラン4つ (2/2ページ)

足まわりのリフレッシュは効果絶大

10万円コース:サスペンションブッシュ交換

 タイヤはサスペンションアームによって支えられている。ボディ側とナックル側の繋がる部分には、通常ゴムブッシュが使われている。このブッシュが経年劣化によって痩せ、グラグラになってきてしまう。そうなるといつの間にタイヤの向きがグラグラとして、フラフラとするようになってくるのだ。

 そこで、このブッシュをリフレッシュするのが効果的。ブッシュ自体はひとつ数千円だが、1輪あたり3~4箇所はあるためその交換が面倒。アームを外してブッシュを打ち替えて戻し、アライメント調整が必要なので、予算は10万円くらいからが相場。

 しかし、より効果の現れやすいフロントのブッシュだけとりあえず変えるのも手だし、車種によっては劣化しやすい大きなブッシュだけを変えるだけでも効果がある。そういった場合は5万円前後から可能で、その恩恵は大きいのでぜひとも行ってもらいたい。

20万円コース:サスペンション交換

 10万キロ近く走ればサスペンション自体も劣化する。純正品ならオイル漏れや減衰力が極端に抜けてしまうようなことは少ないが、本来のダンピング性能は徐々に失われていると考えていい。

 そうなれば、サスペンションごと交換するのが効果的だ。純正品でもいいし、純正互換品を出しているアフターパーツメーカーもある。そういったものだとやや味付けがスポーティになっていることもある。

 車高調導入となるとパーツの代金だけで10万~20万円、そこから組み付けとアライメント調整で5万~6万円で結構なコストになってしまうが、純正品や互換品ならパーツ代が10万円いかなことがほとんどなので、合計20万円もあればリフレッシュできる。

 また、車高調はやはりどうしても乗り心地が硬い傾向にあるので、街乗りオンリーもしくは快適性はそのままに乗りたいというのなら純正品や互換品がオススメ。


加茂 新 KAMO ARATA

チューニングジャーナリスト

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