この記事をまとめると
■BMWの7シリーズに新たな電動モデルを追加
■「BMW i7 eDrive50」は最高出力455馬力、最大トルクは650Nmを誇る
■「BMW i7 M70 xDrive」は最高出力659馬力、最大トルクは1015Nmを発揮する
堂々たる7シリーズに電動モデルをさらに追加!
コンパクトカーから大型SUV、スポーツモデルにモーターサイクルと、さまざまな乗り物を手がけるドイツのプレミアムブランドBMW。「ドイツ御三家」と言われるブランドの一角として日本でも人気が高い。
そのBMWのラインアップのなかで、フラッグシップセダンとして君臨するのが7シリーズだ。オーナー自らステアリングを握ることもあるドライビングカーの一面と、ショーファードリブンとしての一面をあわせ持つラグジュアリーモデルという立ち位置にある。
そんな7シリーズは、BMWの電動化戦略によってすでにEVの「BMW i7 xDrive60」が登場しており、その先進性の高さから高い評価を受けているが、今回はその7シリーズに新たに2つのEVが追加されることとなった。
先ずは、「BMW i7 eDrive50」だ。このモデルは、最高出力455馬力(335kW)を発揮する電気モーターを搭載し、同社の伝統でもある後輪を駆動するモデルとなる。最大トルクは650Nmを発揮し、大型なボディでありながらも0-100km/hを5.5秒で駆けぬけるパフォーマンスを誇る。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は105.7kWhとなっており、一充電での走行可能距離は約575〜611kmだ。
もう1台追加になるのが、「BMW i7 M70 xDrive」だ。こちらは前輪に最高出力258馬力(190kW)を発揮する電気モーターを、また後輪には最高出力489馬力(360kW)を発揮する電気モーターを備えた4輪駆動モデル。
そして、車名に「M」の名が冠されていることからもお分かりのとおり、同車は「Mハイ・パフォーマンス・モデル」である。システムトータルでの最高出力は怒涛の659馬力(485kW)、最大トルクは1015Nmを誇る。0-100km/hをわずか3.7秒で駆けぬける。7シリーズというキャラクターからは想像できないポテンシャルだ。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は105.7kWhとなっており、一充電での走行可能距離は488〜560kmだ。
ただし、これらの数値は両車ともヨーロッパ仕様車となるのでご注意を。
価格は、前者の「BMW i7 eDrive50 Excellence」「BMW i7 eDrive50 M Sport」が1598万円、後者の「BMW i7 M70 xDrive」が2198万円となっており、すでに販売をスタートしている。納車は、今年の第四四半期以降を予定とのこと。
最新にして最高峰のラグジュアリーなBMWをEVで味わいたいならオススメのモデルと言えそうだ。