この記事をまとめると
■日産が車中泊をテーマにした「キャラバンMYROOM」を発売することを発表した
■キャラバンMYROOMコンセプトを市販化するもので「自分の部屋を自然のなかに持ち出す」がコンセプト
■発表を受けて一部を先行公開、正式な発表・発売は2023年度中を予定
多くの市販化の要望を受けて実現
キャラバンといえば、1973年の初代モデル登場以来50年の歴史を誇る、日産を代表する商用車/乗用車だ。ときには荷物を運ぶデリバリーバンとして、またときには人を運ぶマイクロバスとして、日本のビジネスシーンを陰から支えてきた。類稀な高い積載能力が注目され、近年ではキャンプや車中泊の相棒としてプライベートで使用している人も多い。
そんなキャラバンに関して、日産から気になるニュースが発表された。東京オートサロン2022に初出展してからというもの、各種展示会やイベントなどで展示する度に市販化の要望が多く寄せられていた車中泊のコンセプトカーである「キャラバンMYROOMコンセプト」を、「キャラバンMYROOM」として発売することが決定したという。
※写真はキャラバンMYROOMコンセプト
キャラバンMYROOMコンセプトは、今年で誕生50周年を迎えたキャラバンでの車中泊を提案するコンセプトカーで、自分のお気に入りの部屋ごと自然のなかに持ち込むことができれば、さらにリラックスして車中泊ができるというコンセプトのもと、さまざまな憩いのスタイルを楽しめるクルマとして提案された。
※写真はキャラバンMYROOMコンセプト
キャラバンMYROOMの市販化にあたり日産は、コンセプトカーに限りなく近い形の内装を維持することに努めたという。日常の延長線上として居心地よく快適に過ごせるよう、インテリアには木目をふんだんに使用しており、クルマの内装感を徹底的に排した。それはまるでシンプルでミニマルなデザイナーズホテルの客室のような洗練された空間となっているそうだ。
さらに機能面では、これまでに寄せられた意見を参考により使いやすさを向上させているというから、こちらにも期待したい。
日産は今回の発表を受け、キャラバンMYROOMの一部を先行公開した。本モデルの発表と発売は2023年度内を予定しているというから、続報を楽しみに待ちたい。