この記事をまとめると
■コロナ禍により車中泊への関心が高まり、コロナ問題が落ち着いた今も人気が高い
■愛車をカスタマイズして車中泊仕様にするユーザーも増えている
■カスタムの内容によっては車検に通せなくなってしまう場合もあるので注意が必要だ
車中泊仕様へカスタムする際の注意点とは
コロナ禍で流行ったクルマの楽しみ方のひとつが「車中泊」だ。公共交通機関で旅行をするのは憚られるところがあっても、マイカーでドライブするだけであれば不特定多数との接触機会も最小限にできるのが魅力だった。
ほかにも、クルマのなかで寝泊まりすることで宿代が不要になるというのは、インフレが進むなかでの自己防衛的レジャーとして見逃せないポイント。新型コロナウイルスが5類感染症に移行した今でも車中泊を楽しみたいというユーザーは多い。
クルマで宿泊するというのであれば、キャンピングカーというムーブメントも一定数の支持を集めているトレンドだが、キャンピングカーの場合は「ギャレー」と呼ばれる台所スペースを用意することで、調理なども車内で行うことを考慮していることが多い。しかし、水まわりや電源などを増設する必要があるため、アマチュアが愛車をキャンピングカーに改造するのはハードルが高い。
一方、車中泊仕様と割り切れば、カーテンやサンシェードなどで簡易的に窓を塞ぎ、シートを畳むなどしてベッドスペースを確保できれば、簡易的な車中泊仕様にはなり得る。そんな手軽さも車中泊ブームを後押ししている。
とはいえ、毎週のように車中泊を楽しんでいると「もっと気持ちよく横になりたい」だとか「いつも使う道具をしまっておく収納がほしい」といった思いが湧いてくる。手軽なクルマ趣味といえるだけに、そうしたカスタムをDIYで行うことを考えているユーザーも少なくないだろう。