この記事をまとめると
■日本市場で人気があまり出ずに販売終了するモデルが存在する
■でも海外で継続販売される車種も少なからずある
■地域ごとボディサイズ別に人気のクルマを紹介している
日本では人気がなくとも海外で売れれば問題なし!?
とっても良いクルマなのに日本では需要が限定的で販売台数が伸びず、結果的に販売が終了するモデルがさまざまある。
そうしたなかには、じつは海外ではとても人気で販売が継続している、または過去に販売が継続していたというモデルが存在する。
その代表的な例は、セダンだ。
周知のとおり、日本では2000年代以降、登録車ではセダンやクーペからミニバンへのシフトが加速してきた。また、乗用車市場全体では、軽自動車シェアが約4割に達するという市場の図式になっている。こうした状況を、「セダン離れ」と呼ぶことがある。
ところが、海外ではセダン需要は未だに根強く、アメリカ、中国、東南アジアで日系セダンは定番商品として人気を誇る。
たとえばアメリカ市場では、C/Dセグメントセダンが長きに渡り市場の中核を占めてきた。
Cセグメントは、アメリカを含めたグローバル市場でのコンパクトカーを指し、ここに「カローラ」と「シビック」が属する。それぞれ、年間20~30万台も売れる大人気商品として定着しているのだ。
Cセグメントよりひとまわり大きいのがDセグメント。ここでの定番商品といえば「カムリ」と「アコード」だ。
また、アメリカでは2010年代からスバル人気が急上昇したという経緯があり、その主役はSUVやクロスオーバーだが、Dセグメントの「レガシィ」やCセグメントの「インプレッサ」(セダン)についても、スバルブランドに対するユーザーのロイヤリティ(忠誠心)が高く販売も安定している。