この記事をまとめると
■クルマに乗っていると、細かいところが抜けてしまうことがある
■そこで“うっかりミス”の違法性について考えてみた
■リヤワイパーやトランク、ドアミラーなどについては注意が必要だ
“うっかりミス”が違反になる!
クルマに乗るとき、慌てているとついうっかり細かいところが抜けてしまうことがある!?
走り出して「しまった」と思っても、「すぐ近所までだから」とそのまま走り続けてしまうことも……。
そうしたうっかりミスでも、安全につながる部分は違法になることもあるので、うっかりミス別にその違法性について考えてみよう。
給油フタが開いたまま走行
トランクのレバーと間違えて、給油口の蓋を開き、そのまま走っている人をたまに見かけるが、給油口の蓋だけ開いている状態は、とくに違法性はないかもしれない。
その代わり、ガソリンを抜かれてしまったり、何かを燃料タンクに混入されたり、給油キャップを持ち去られてしまうなど、防犯上のリスクは少なくない。
また、給油キャップを閉め忘れていた場合は、ガソリンが漏れてボディの塗装を傷めたり、揮発による発火の恐れ、路面を燃料で汚すなどの実害があるので、安全運転義務違反に問われる可能性が大だろう。
リヤワイパーを立てたまま走行
リヤワイパーに限らず、ワイパーを立てたまま走るのは、視界を遮ったり、ワイパー自体が不安定になるので、安全運転義務違反になる可能性がある。
また、ミニバンなどでリヤワイパーが立った状態だと、全長が伸びてアウトになる場合も!?
保安基準によると、車体の全長は車検証記載の数字から、±3センチ以内は合法だが、テールゲートが垂直な車種でワイパーを立てると、3センチ以上確実にはみ出すことに……。
積載物なら、全長の1.2倍まではOKとなっているが、ワイパーは積載物ではないので、リヤバンパーから3センチ以上出たら保安基準に引っかかる。