「本当に速いクルマで、昨年まで戦っていたフォーミュラ・リージョナル・アメリカとはまったくレベルが違う。タイヤのグリップも高いし、日本のサーキットの舗装はとてもいいから、アウトラップ直後の1周目からもグリップしている。素晴らしい経験をしているよ」と語るのが、B-Max Racing Teamよりスーパーフォーミュラにデビューしたイギリス出身のラウル・ハイマン選手だ。
同じくTGM Grand Prixより2023年のスーパーフォーミュラにデビューしたトルコ出身のジェム・ブリュックバジェ選手も「スーパーフォーミュラの特徴はまずクルマのスピードが速いこと。それにオーバーテイクボタンも面白いシステムで、スマートにライバルを抜くことができる」と、いずれもスーパーフォーミュラの外国人ルーキーはマシンのパフォーマンスを絶賛している。
もちろん、スーパーフォーミュラのスピードに魅了されているのは、複数年の経験を持つ外国人ドライバーもかわりはなく、2021年にVANTELIN TEAM TOM’Sよりスーパーフォーミュラにデビューしたフランス出身のジュリアーノ・アレジ選手は「マシンが軽いし、ダウンフォースもすごい。それにエンジンも素晴らしいし、タイヤもヨーロッパに比べるとグリップレベルが高い。全体的にマシンのパフォーマンスで言えば、F1の次に速いシングルシーターはスーパーフォーミュラだと思う」と分析する。