今でも愛車として愛用している人多数!
ガイア
すでに先行してデビューしていたイプサム(初代)をベースに、より上質な仕立てのモデルとして登場したガイア。
ただ単にイプサムの内外装を変更しただけでなく、全長や全高も大型化し、ルーフを車両後端まで延長するなど室内空間を広げる改良が加えられており、大ヒット車種となった初代オデッセイに対抗する気マンマンだった。
しかし、ベース車の都合上、全幅を広げることができず(室内空間を広げる意味で)、決して不人気車ではなかったものの、オデッセイの勢いを止めるまでには至らなかった。
iQ
当時、欧州ではスマートに代表されるマイクロカーに注目が集まっており、そのジャンルに投入されたのがiQだった。全幅こそ普通車並みの1680mmだったが、全長は軽自動車よりも短い2985mmとなっており、4シーターではあったものの、実質後席は荷物か子ども専用といったものだった(のちに2シーター仕様も追加)。
ボディサイズこそミニマムであったものの、内装などはかなり上質なものとなっており、レザー仕様も用意されたほか、アストンマーティンのシグネットのベースにもなるほど一定の評価を集めたモデルだったが、日本ではコンパクトカー=安価なものというイメージが強く、同門のヴィッツやパッソの後塵を拝する形となってしまった。