若干だがお得に乗れる可能性大!
ガソリン代に比べると……?
ではガソリン代にあたる電気代は、レンタカーの場合どのように計算するのだろうか?
サクラベースで考えてみよう。日産レンタカーの場合、充電カードは無料で貸し出しとなるが、現在は急速充電を利用すると10分毎に330円がかかる。なおこの充電料金は返却時に利用分を支払うシステムだ。
200Vの普通充電は無料となっている。ちなみに返却時の充電は必要ない。サクラの実質的な航続距離は140kmほどなので、宿泊がある旅行や出張などで200Vの普通充電が設置されているホテルを選び夜間充電することが可能で、日中100km以内の利用ならばかなりお得と言えるだろう。
反対に、急速充電でもガソリン代に比べればコスト的メリットはまだあるが、日帰りの利用などで急速充電を利用するシーンでは急速充電器に依存してしまう形なるため、充電時間が拘束時間になってしまうのが痛手と言えるだろう。
またエリアが限定的ではあるが、ほかのレンタカー業者でサクラを借りた場合1kmあたり7円という距離料金が発生する場合もある。なお、日産レンタカーでBEVのレンタカーキャンペーンを行っていたときは同じ金額設定であった(リーフは1kmあたり8円)。
仮にレンタカーで100km走行するとなるとサクラの場合は700円となる計算だ。デイズの燃費はWLTCモードで23.3km/L(NAモデル)、実質燃費が20.0km/Lでレギュラーガソリンの価格が160円と仮定した場合だと100km走るのにガソリンは5リットル必要でガソリン代は800円となる。わずかながらだがサクラのほうが移動に掛かるコストを安くすることができるわけだ。
充電プランと使用エリアを上手く相談すればお得
BEVのレンタカーはまだ広く普及していないし、料金形態も各社バラバラなので、まだまだ手探り状態と言えるだろう。そのため、レンタル前に使用するエリアや充電に関する料金形態、充電施設に関してしっかりとリサーチしておくべきと言える。条件さえ噛み合えば移動にかけるコストを安く抑えることが可能だ。