この記事をまとめると
■マクラーレン765LTをベースにしたF1ドライバー「ランド・ノリス」の限定車が登場
■各所にランド・ノリスのアイコンやカラーが配置されているのが特徴だ
■「ランド・ノリス」のためだけに用意された特別仕様車で世界に1台だけとなる
F1ドライバーに贈られた特別な1台をお披露目
マクラーレンと聞けば、多くの人が「F1」をイメージするだろう。事実、マクラーレンはF1のコンストラクターとして長きに渡って輝いていた名門で、日本ではホンダのF1とともに歩んできたことでも有名だ。
またマクラーレンは、1992年に同社で初となる市販車「マクラーレン F1」を世に放ち大きな話題となった。その後、2010年には久々となる市販車MP4-12Cを販売し、いまでは人気スーパーカーメーカーの一角として存在感を放っている。
そのマクラーレンは、現在でもF1に参戦しており、現場で培った高度な技術は市販車にも生かされている。今回紹介するのは、そんなマクラーレンからF1に参戦している若き逸材、ランド・ノリスが自らプロデュースした世界に1台だけの765LT Spiderだ。
この車両は、全世界限定765台で販売されたモデル「765LT Spider」をベースとしており、エクステリアでは、サテン・ブラックのホイールと、対照的なランド・イエローのブレーキキャリパーが特徴となっている。このカラーは、4本のラインからなるランド・グラフィックがベースだ。ちなみに線が「4本」の意味は、彼のゼッケンが4番であることに由来している。
右側のアイソケットとアクティブリアウィングの下にこのパターンを配しており、ウィングがハイダウンフォースの際にだけ、チラっと見える演出になっているところもポイントだ。
また、リヤウィングの上面には、サテンビジュアルカーボンファイバーのインサートに、グロスブルーティントビジュアルカーボンファイバーを用いて「MSO」のロゴをあしらっている。
そのほかエクステリアには、3種類のアップグレードパックを用いている。これには、フロントスプリッター、フロントフェンダー&リアディフューザー、エアインテーク、サイドスカート、ドアミラーが含まれている。加えてステルスパックも使用しているので、先述のリヤウィングの可動メカニズムも備えている。