なぜか「沼る」人だらけ! 「イタフラ車」に一度乗ると「抜け出せなく」なる理由 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■イタフラ車とはイタリア車とフランス車を指す

■イタフラ車にハマるクルマ好きは少なくない

■「イタフラ車沼」から抜けられなくなる理由について解説

たまらなく魅力的なイタフラ車のデザイン

 さまざまなクルマのジャンルのなかで、確立されたもののひとつといえば「イタフラ車」。

 イタフラ車、つまりイタリア車とフランス車をかけあわせた略語です。

 果たしてイタフラ車に魅せられた人たちは、どのようなところに魅力を感じ、沼から抜けられなくなったのでしょうか?

内外装のデザイン

 使い勝手や機能性など、理詰めが優先されがちなドイツ車や日本車とは異なり、より感覚的なデザインを持つクルマが多いこともイタフラ車の美点。これを美点と解釈するか、自分とは感覚があわないと思うかは人それぞれ。

 フィアット・ムルティプラ(マイナーチェンジ前)や、ルノー・アヴァンタイムのデザイン、パッケージングなんて100年経っても日本車ではまず成立しない……というか、役員会で承認が得られわけがないほど奇抜。でも、そこがまたたまらなく魅力的だったり、所有欲を満たしてくれるから不思議。

ボディカラー

 ラテン系の血統がそうさせるのか、ポップな色合いや艶っぽいボディカラーが多いことも特徴のひとつ。たとえば、アルファロメオ166やGTVなどに採用されていた「ヌヴォラブルー」という、青みがかったシルバーは、イタリア車(アルファロメオ)でなければ似合わないであろう、独得の色気があったことを記憶している方も多いはず。

 また、1990年代後半〜2000年代前半に販売されていたランチア・イプシロンには、12色の標準カラーに加えて、100色ものボディカラーがオプション設定された「カレイドス」も話題となりました。それだけ多彩なボディカラーを「着こなせる」のも、デザインが魅力的だからにほかならないのです。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

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