ネオクラシックスポーツカーオーナーの必需品! アルパインが手掛ける愛車を盗難から救うGPSトラッカー「マモルカ」を使ってみた (1/2ページ)

なぜ最近数多くの国産スポーツカーは狙われるのか

「ネオクラシックスポーツカー(以下:ネオクラスポーツ)」と呼ばれる、1980年代後半〜2000年代前半までに販売されていた国産スポーツカーたち。これらはどれも象徴的なストーリーを持っている名車揃いで、近年日本のみならず、世界中で人気が高いジャンルなのは皆さんもご存じだろう。

 とくに日本専売モデルはその傾向が顕著。北米では大人気カーアクション映画なども後押ししてか、日産スカイラインGT-R(R32~R34)やホンダ・シビックタイプRやインテグラタイプR、トヨタ・スープラ(A80)などが大人気だ。一方欧州ではスバル・インプレッサWRX STIシリーズや三菱ランサーエボリューションシリーズが人気で、一時期はフェラーリやランボルギーニといったクルマよりも羨望の眼差しで見られるほど、高嶺の花であった。

 そんなネオクラスポーツカーたちの多くは、巷でよく言われている「25年ルール」をクリアしていれば、アメリカへ正式輸入ができるようになっており(製造から25年経たないと一部例外を除きアメリカでは走れない)、北米に多く輸出されるようになった。そういった影響もあって、車両価格は15年ほど前と比較して異常な高騰っぷりを見せている。所謂中古車バブルだ。このことは日本でも頻繁に話題になっているが、その価格でも購入するユーザーが海外には多くいるからこそ、このような相場となっているわけだ。もう、ネオクラスポーツカーは「ただの古いスポーツカー」ではなく立派な「高級車」なのだ。

 そして、「高級車」と言えばそこにあるのはやはり「お金の匂い」。悲しいことに、これらのネオクラスポーツカーは日本中で連日盗難(盗難未遂も含む)の被害に遭っており、その実情はSNSなどでもよく見かける。これらの車両は、まだ純正で盗難に対する対策がされていないモデルが多く、盗難のプロの手に掛かれば数十秒で鍵を開け、数分でエンジンを掛けて盗めてしまうのだ。また、「純正でイモビライザー(セキュリティ)がついているから安心」といった思考も、今ではなんの意味も持たない。これも、プロの掛かればあっという間に無力化される。最新のモデルでさえ、リレーアタックなどの特殊な機器を使えば簡単に盗めてしまうのだ。

※画像はイメージ

 さらに怖い話をすると、ボディカバーを掛けたり、ガレージに入れたりと目に見えない場所にクルマを隠していても、窃盗団は1度目を付けたら徹底的なリサーチをして盗みにくる。実際にガレージをこじ開けられて盗まれた例は多く存在するのだ。

 では、そんな大事な愛車が「盗まれたらどうなるのか?」というと、大きく分けて2つのパターンがある。

 1つはそのままの姿で前述したような需要の高い海外へ敏速に輸出するパターン。2つめは、バラバラに分解して部品単位で販売するか、クルマを切断してパーツとして輸出(車体そのものを輸出するより手続きなどが簡単なため)、現地で切ったボディを溶接して組み立てて再び動かすというパターン。または、パーツ単位で海外マーケットや国内のオークションなどで販売するといったパターンだ。このケースは非常に多く、SNSなどを中心にたまに話題になる。ネオクラスポーツカーの場合、足がつくのを防ぐために、盗んでからそのまま日本国内で乗りまわすというケースはじつはあまり多くないのだ。

※画像はイメージ

 こういった卑劣な犯罪行為は時間との勝負なので、盗んだら目的に合わせて速やかに作業を行うことが多いという。そしてオーナーは自分のクルマが盗難の被害に遭ってしまった場合、同じくしてとにかく初動が大切だ。いかに自分のクルマを早く見つけるかが、運命を大きく左右する。しかし、どうやって探せばいいのか?

 今回紹介したいのはその”万が一”に備えたアルパインの新製品だ。

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