どんなジャンルでも選び放題!
アウトドアを楽しむのはひとりかふたり。普段使いがラクで価格もお手頃な、それでいてアウトドアに似合い、アウトドアで使えるクルマが欲しい……というなら、筆頭はトヨタ・ライズ、ダイハツ・ロッキーだろう。5ナンバーサイズのコンパクトSUVで、ロッキーなら167.7万円からという軽自動車と変わらない価格で手に入るのだが、最大の特徴は後席より荷室の使い勝手を優先したパッケージング。小さくてもラゲッジルームは広々で、床下にも大容量の収納スペースがあり、アウトドア、キャンプの荷物をしっかりと積み込むことができるコンパクトカーの代表格となる。
では、比較的手ごろな価格で手に入る輸入車はどうか。
筆頭はシトロエン・ベルランゴとプジョー・リフターだろう。そもそも、どちらもクロスオーバーテイスト満点のエクステリアデザインを備えた(FFのみで最低地上高は普通の乗用車と変わらないが)、大容量の荷室を持つ両側スライドドア完備のハイトワゴンだが、同種のルノー・カングーとの違いとして、オプションでベッドキットが用意されている点と、バックドアがカングーのような観音開きではなく跳ね上げ式で、一般的なミニバンのように開くところがポイント。
ベッドキットの有無はもちろん、アウトドアで荷室後端に座り、大きく開いたバックドアを日差しにしてテラス席代わりに使え、雨宿りできるのはベルランゴとリフターなのである。
「いやいや、予算はある。しかし人と同じようなアウトドア向きの乗用車では満足できない……」とおっしゃるのなら、あのメルセデス・ベンツのなかでもっともアウトドアに似合うと言えそうな、Vクラス・マルコポーロホライゾンがある。普段はメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスそのものとして使え、しかしアウトドアでは2/3列目席対座アレンジによって車内をリビングルーム化できるのはもちろん、この仕様はポップアップルーフを備え、車内に最大3名、ルーフ内に2名の合計5名が就寝できる、ほぼキャンピングカーとして使えるのだ。
普段はメルセデス・ベンツのミニバン、Vクラスそのものとして使え、しかしアウトドアでは2/3列目席対座アレンジによって車内をリビングルーム化できるのはもちろん、この仕様はポップアップルーフを備え、車内に最大3名、ルーフ内に2名の合計5名が就寝できる、ほぼキャンピングカーとして使えるのだ。
つまり、贅沢すぎるアウトドアライフを、羨望の眼差しとともに実現できる1台と言っていい。