いま意外な日本車が「ファンサイト」ができるほど人気に! 三菱の独壇場だった「台湾」のバン&トラック市場にトヨタが殴り込んだ (2/2ページ)

安全装備の表記が日本向けのクルマとは異なっている!?

 興味深いのは、台湾のトヨタのウェブサイトをみると、タウンエースの予防安全パッケージ(安全運転支援デバイス)がトヨタセーフティセンスになっているところ。日本で販売されるタウンエースはインドネシアにある、アストラ・ダイハツ・モーターで生産され輸入されている。

 日本でトヨタは、トヨタブランド車であっても、ダイハツからのOEM(相手先ブランド供給)車の場合は、トヨタセーフティセンスではなく、ダイハツの呼称となるスマートアシストを使っている(この流れと同じく、スバルで生産されるGR86はアイサイトの呼称が使われている)。

※トヨタ・ピクシス エポックの安全運転支援技術の作動イメージ

 システムの詳細が異なることもあり呼称を変えているのだろうが、台湾で販売されるタウンエースはなぜトヨタセーフティセンスになるのだろうと思っていたら、台湾向けタウンエースは現地にあるトヨタが70%出資している、一部トヨタ車(日野車も)の製造を行っている国瑞汽車で生産されているので、スマートアシストではなく、トヨタセーフティセンスとなっているようである(デバイスの詳細がどうなっているかは調べきれなかった)。

 SNSではすでにタウンエースファンのサイトができており、今後台湾を訪れるとタウンエースを頻繁に見かけることになるかもしれない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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