ニュルFF最速を記録した「シビック タイプR」は日本の市販車とは別モノ? 欧州で販売される「タイプR-S」の気になる中身 (2/2ページ)

タイプR-Sは快適装備を廃しただけの軽量モデルではない!?

 また軽量化にも力が入れられており、正式な発表ではないものの、エアコンやナビゲーションシステムといった大掛かりなものだけでなく、パーキングセンサー、トノカバー、自働防眩ミラー、バニティミラーライト、ブラインドスポットモニター、電動折りたたみ式ドアミラーなど細々としたものもまでが省かれているという。

 ホンダが公開したラップタイム動画でも、インパネ中央に「Honda LogR」の画面が不自然なくらいに合成されていたが、これはナビゲーションシステムが備わらないことを事前に気付かせない措置だったのかもしれない。

※写真は日本仕様

 一方でパワートレインやシャシー、サスペンションなどは通常のモデルと同一と言われているが、一部ではニュルブルクリンクのラップタイムの動画を見る限り、ノーマルのタイプRとは異なる加速を見せている部分があるという声もあり、もしかするとエンジンやトランスミッションにノーマルのタイプRと異なる部分がある可能性もゼロではなさそうだ。

※写真は日本仕様

 ただ、いずれにしてもこのモデルは左ハンドルのみとなり、左ハンドル圏のなかでも欧州地域のみ(北米地域では販売されない)の販売となることは決定しているので、日本でどうしても乗りたいというのであれば、並行輸入しか手段はない。

 とはいえ、本当にタイプR-Sが快適装備を外した「だけ」のモデルであるのであれば、日本で販売されなくてもそこまでうらやましく思えないのは筆者だけだろうか?


小鮒康一 KOBUNA KOICHI

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日産リーフ(2代目)/ユーノス ロードスター/マツダ・ロードスター(2代目) /ホンダS660/ホンダ・オデッセイ(初代)/ 日産パルサー(初代)
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長距離ドライブ
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