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【試乗】名前が変わっただけのことはある! スバル・クロストレックはXVよりも走りの質感が大幅アップ (2/2ページ)

【試乗】名前が変わっただけのことはある! スバル・クロストレックはXVよりも走りの質感が大幅アップ

この記事をまとめると

■スバルが「XV」を進化させて「クロストレック」として発売

■XVに対してハブまわりや接着剤の変更など走りの面をブラッシュアップしている

■乗用車で初搭載となる「What3words」というアプリをナビゲーションシステムに搭載

クロストレックを公道で乗ってみた!

スバルの新型モデル「クロストレック」にいよいよ一般公道で試乗することができた。クロストレックはすでに報じられているように、人気小型SUVの「XV」を進化させたモデルで、新型となる「インプレッサ」の兄弟車と考えることもできる。

インプレッサよりも先行して市場投入されているのは、昨今の高いSUV人気を反映してのことと言えるだろう。クロストレックは、最低地上高が200ミリあり、インプレッサよりも高い車高を持たされていてSUVとしてふさわしいものとなっているが、その手法は、XVのときと同様にインプレッサのクロスメンバーにスペーサーを入れて車体全体を持ち上げるという手法をとっている。加えて、サスペンションのチューニングを行うことで、キビキビとした走りと高い走行安定性の両立を図ることを主目的としているのだ。

   

今回試乗したのは四輪駆動の「リミテッド」と「ツーリング」というふたつのバリエーショングレードモデルである。リミテッドは最上級モデルであり、18インチのホイールにファルケンの225/55タイヤを装着しているのが特徴だ。足まわりはインプレッサ同様に114.3の新しいPCDを採用したハブまわりとなっていて、とくにSUV車としてこれは大きなメリットとも言えるだろう。

パワートレインはe-BOXERで、AWD(オールホイールドライブ)モデルである。その走り始めはEVモードで時速30キロ以上になるとエンジンが稼働し、HV(ハイブリッド)モードとなる。このパワートレインの特徴は、CVTのトランスミッションを装備していることで、そのCVTには8速のステップ比も組み入れられた。

特徴的な仕様といえるのは、ミッション内部に電動駆動用モーターが仕込まれ、エンジンのアイドルストップや、温感時の稼働にはISGのスターターモーターが活用される。冷感時は通常のセルモーターが作動し、走行中のアイドルストップからの再始動はISGモーターが担うという役割分担を持たせていて、そのためエンジンルーム先端左右にはふたつの12Vバッテリーが配置されている。

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